総長の彼女は大変です【東京リベンジャーズ】【佐野万次郎】【その他諸々】

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しかも総長の彼女って…



「お疲れ様です！Aさん！」


とか、言われちゃうやつでしょ？

手下みたいな人がずらーっと並んで頭下げるやつ！

言われてみたいけど！

一回くらいそう言うの体験してみたいけど！





…………




…でも無理だよ


私、そんな器じゃない…





『あ、あの…ごめんなさい…ちょっと急すぎて…』

マイキー「は？」

『え？』

私の目を見るマイキーくんの目は鋭く、ビクッと体が震えた



…こっわ

何その目、怖いんですけど…

え？これ殺されるやつ？

俺の女にならなかったら殺すってやつ？

え？そういう感じ？



ドラケン「おい、総長の命令は絶対だぞ？」

『ふぇ？』

ドラケンくんに上から凄い圧で見下ろされる



…怖い

怖いんですけど！

怖すぎて変な声出ちゃったよ！

てか、あんた身長でかすぎなんだよ！

こちとら150cmなの！

あんたなに！？巨人！？

普通に中学生じゃないだろ！




…なんて、巨人相手にそんな事言えるわけもなく



『…す、すみません』

怖くて俯くしかなかった




なんなのこれ、リンチ？

リンチされるんですか？

海にでも沈められるの？

てか、千冬と圭ちゃん何やってんの？

助けろや！



俯きながらチラッと千冬と圭ちゃんを見ると



………



は？


あいつら


笑ってる？



千冬と圭ちゃんを見ると笑いを必死で堪えていた



おいコラお前ら…

あとで覚えとけよ…


ギリギリと拳を強く握った




マイキー「…なーんてね」

『……え？』

マイキーくんがポンと私の肩に手を置く


マイキー「そんなビビんなよー！急に言われても困るよなー、はは！わりーわりー！」

ニコニコと笑顔で謝るマイキーくん




…………





え？なに？

どういう事？




マイキー「でも、Aの事好きになっちまったのは本当だから、これから仲良くしてよ」

そう言って真剣な目で私を見て、優しく笑った




……………





『…はい』


その真剣な目に、その優しい笑顔に

私は心を奪われた





そして


何故か一筋の涙が流れてしまった



マイキー「えっ、ちょっ、泣いてんの？待って、嘘でしょ？」

私の涙を見て慌てるマイキーくん


『あっ、ごめんなさい』

自分でも流れた涙に気づくのに少し時間がかかった


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