総長の彼女は大変です【東京リベンジャーズ】【佐野万次郎】【その他諸々】

馬鹿な奴 ページ22

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ブロロロロロ…


三ツ谷「大丈夫か？」

『うん、大丈夫ー』


赤信号で止まったタイミングでタカちゃんが後ろに座る私に話しかける


タカちゃんのバイクを取りに行き、今はタカちゃんの後ろに乗せてもらってマイキーに会いに横浜に向かっている所


全く、横浜なんてわざわざ県外行くなんて…

喧嘩の為に行くとこじゃないでしょ！

中華街に中華食べに行くとこでしょ！


…あれ？

違ったかな？




「よー、Aと三ツ谷じゃん」

「何してんだー？」


ブンブンブンとエンジンを噴かして、私達の横にバイクを停めた二人の不良


『パーちんとペーやん！』

東京卍會、参番隊隊長、パーちんと副隊長、ペーやんだった


三ツ谷「おー、俺らはマイキーんとこに行く途中」

パーちん「あ？マイキー？」

ペーやん「マイキーならさっき駅前でドラケンとたい焼き買ってたけどな」

三ツ谷「は？」

『え？』



駅前でたい焼き？

ん？

おかしくない？

マイキー達は今横浜に向かってるんだよね？



三ツ谷「俺と八戒が会った時はハマにカチコミ行くって」

ペーやん「おー、その前に腹ごしらえっつってたぞ」

パーちん「俺にもくれっつったのに、一匹もくれねーんだよ、酷くね？」

『いや、それは知らない』



どんだけ食い意地張ってんの？

てか、カチコミ行く前にたい焼きで腹ごしらえってどんだけよ

全くうちの彼氏は…



………



いや、そうじゃなくて！


『パーちん！昨日の200円返してよ！』


危ない！忘れるとこだった！


パーちん「あ？」

『あ？じゃないよ！昨日おにぎり買うって貸した200円返して！』

パーちん「…俺バカだから覚えてねー」

『は？』


なんだこいつ

最低か！

キッと睨みつけると


パーちん「嘘だよ、覚えてるからそんな睨むなよ、こえーなぁ」

顔が引き攣るパーちん


ペーやん「パーちんが怯む奴なんてAくらいだよなー」

『おいコラぺーやん、それはどういう意味？』

ははっと笑うペーやんを睨む


ペーやん「…あ、青になった！青に変わったぞー！」

何故かペーやんは慌てた様子で信号を指差す


パーちん「あ！じゃあまたな！絶対返すから！」

ペーやんとパーちんはアクセル全開で走り出す


『あっ！ちょっと待てコラ！真空パック頭！』

三ツ谷「…A、落ち着け、落ちるぞ」

『あっ、ごめん…』


危ない危ない…

勢い余って身を乗り出していた


くっそ、憶えてろよミジンコ頭！


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