終わりました ページ16
.
『もしもーし』
《あ、A?今どこ?こっち終わったけど》
『おー、早かったねー、今ジュース買いにコンビニにいる』
《当たり前だろ、つか、え?コンビニ?A金ねーって言ってなかった?昨日パーちんくんに何とかって…》
『…あー、うん、ちょっとね、お小遣いを…』
あ、やばい
しくった…
《は?誰に?》
千冬の声のトーンが下がる
『ココくん…』
《は?なんで?会ったの?》
『たまたまね、偶然!イヌピーとココくんに会ったらお小遣いくれた!』
あははっ!とわざとらしく笑う
《お前なぁー》
千冬くんの呆れた声が聞こえる
すみません
わかってますよ
千冬ってばすぐ怒るんだから…
ココくんがたまにお小遣いくれるなんて絶対言えない…
まぁ、そんなに頻繁に貰ってるわけじゃないけど
それに私はいいって言ってるのに、ココくんがくれるから…
今日はお願いしたけど…
てか、そのお返しに赤音さんの欲しい物聞き出したり、赤音さんの秘密情報をココくんに教えてあげたり色々とやってるんだからよくない?
《「あ!A?俺も話したい!」…えっ!ちょっと、一虎くん!》
『え?』
《もしもーし!Aー?早く戻ってきてよー、一緒に帰ろー!》
急に一虎の声に変わった
…面倒くさい
『…一虎、私行くとこあるからまた後で』
《え?どこ行くの?俺も行く!》
『ううん、大丈夫、マイキーのとこ行くから、じゃあ千冬と圭ちゃんによろしく』
《は?ちょっと待ってよ!A…》
ピッ
一虎が何か喋ってたけどお構いなしに切ってやった
…………
また千冬に怒られそう
ま、いっか
それより、さっきソウちゃんがマイキーを駅の方で見かけたって言ってたよね?
電話してみようかな…
ピッピッと携帯を弄り、マイキーの名前を押して携帯を耳に当てる
《…お客様のお掛けになった番号は現在使われていないか、電波の届かない所に…》
ピッ
………
そうだった
そう言えば今日、ケンちゃんが電話で
《今からマイキーと喧嘩行くんだけど、マイキー、携帯の充電切れてるらしーから連絡とれねーと思うけど心配すんな、俺からまた連絡する》
って言ってた気がする…
…………
ゆーて、ケンちゃんからも連絡来ないんですけど…
は!?
どういう事!?
二人でバイク乗って遊んでるんだったらまじでキレるけど!?
彼女放ったらかしてどこ行ってんだ!
あんのチビとデクノボウめ!
.
504人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「東京リベンジャーズ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
421(プロフ) - 大丈夫ですか!?ゆっくり休んてでください!! (2022年6月30日 16時) (レス) @page50 id: 3223c8ebaf (このIDを非表示/違反報告)
魁莉 - 自分ではここまで素敵な内容は考えられないので読んでてとっても楽しかったです!私はもっとchericoさんの作品を読みたいです(*´﹀`*) (2022年5月13日 23時) (レス) @page50 id: 173dee895d (このIDを非表示/違反報告)
ルンルン(プロフ) - 是非続編してほしいです!駄作なんかじゃないです!最高の作品です!続き楽しみにしてます!😊 (2022年2月27日 21時) (レス) @page50 id: 9c620ed8f3 (このIDを非表示/違反報告)
萌愛 - 凄くよかったですよ!続編楽しみです‼ (2022年1月26日 14時) (レス) @page50 id: 6de01b9c77 (このIDを非表示/違反報告)
青羊(プロフ) - とても面白いですよ!続編をぜひ書いてください!楽しみにしています! (2021年12月23日 20時) (レス) @page50 id: b9062b2cfb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:cherico | 作成日時:2021年11月30日 17時