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つい本音がポロッと出てしまい
妙に微妙な空気になってしまった。
「いや、えーっと、その」
『...』
もう、この際だし言っちゃうべき?
でも、もし振られたら?
たぶん来てくれたってことは
俺のことが嫌いなわけじゃないだろうし
きっと気持ちは同じ、なはず...
「俺さ、初めてAちゃんとこのBARで会った時
凄く綺麗な人だなぁって思って、まずそこで一目惚れしちゃったんだよね。」
『え、うん...』
「そのあと香水が一緒だ、とか
Aちゃんの優しさとか色々知って...
ほんとに好きになってた分、逆に俺がアイドルだって
言えなくなってた。
それで、Aちゃんが俺のこと知って
会ってくれなくなって、正直もう、心が病みそうで
俺ってそんくらいAちゃんのこと好きやったんやなぁって思って。」
そこまで言ってAちゃんの方を見ると
涙を綺麗に流しながら聞いてくれていた。
やっぱり涙までも凄く美しい。
不謹慎ながらもそう思ってしまうほど。
「で、今日Aちゃんがライブおって
もう、チャンスはここしかない思って
俺の気持ちを全部込めて4文字で伝えた。」
『会いたい』
「そう笑 やっぱり伝わってたね。」
『もちろんだよ笑
それで私もその気持ちと一緒だから答えたの。』
「え、それって...」
『うん、私も紫耀くんのこと大好きだよ。
やっぱりアイドルと一般人。ダメだと思って距離を置いたんだけど、好きって気持ちがずーっと強くなるだけで、』
「正直、俺もちょっと、てか結構迷ったんだ。」
ファンという方がいてこその俺たちが成り立つ。
そんな人たちを少し裏切るように気がしたし
Aちゃんにもメンバーにも迷惑をかける。
それでもあの廉の一言や
自分の気持ちに嘘をつくことは出来なかった。
きっとこの判断は間違っていない。
「ねぇ、Aちゃん。」
『うん?』
「人がたくさんいるところには行けないかも
しれないし、家ばっかとかになるかもとか
不自由ばっかかもしれないけど
絶対に幸せにするから、俺と付き合ってください」
『...っ!はい!!こちらこそお願いします』
「やったぁ!!!」
俺は思わずAちゃんの椅子をくるっと向きを変え
自分の方に向けてぎゅーっと抱きしめると
Aちゃんも遠慮がちにだけど腕をまわしてくれた
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あめか。(プロフ) - 美憂さん» ほんとですか!!キュンキュンしてもらえて良かったです!!書いてる時に私もキュンとしちゃってます…笑これからもこの作品をよろしくお願いします! (2020年3月7日 13時) (レス) id: 47a2cbf9b7 (このIDを非表示/違反報告)
美憂 - もう、平野君にキュンキュンしすぎてやばいです!笑 これからも更新頑張ってください! (2020年3月6日 14時) (レス) id: 6bafdd8599 (このIDを非表示/違反報告)
あめか。(プロフ) - 霜柱@霞柱さん» ありがとうございます。これからもよろしくお願いします!!私は不死川実弥ですね!!時透無一郎くんも紙飛行機とかほんとにかわいいですよね...! (2020年2月3日 0時) (レス) id: 47a2cbf9b7 (このIDを非表示/違反報告)
あめか。(プロフ) - むさしてるこさん» ありがとうございます!!これからもよろしくお願いします。 (2020年2月3日 0時) (レス) id: 47a2cbf9b7 (このIDを非表示/違反報告)
霜柱@霞柱 - むさしてるこさん、それなです! 私も、最近鬼滅ハマりました… 時透無一郎くん推しです!長々とすいませんでした!これからも頑張って下さい! (2020年2月2日 19時) (レス) id: 75274589db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あまぞう | 作成日時:2020年1月2日 18時