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遂に来た決戦の日。
昨日はあんまりよく眠れなかった
俺は本当に振られてしまうのだろうか...
そんなことが頭を支配し
クラスの人にも「岸、大丈夫?」なんて言われる始末
「うぉ...マジでやべぇ...」
勝利「大丈夫でしょ。なんか平野先輩と歩いてるとこ見たけどカップルって感じないし。」
「だといいけど...」
みんなこのことを知ってる人は
俺を慰めてくれる優しい人ばっかだ。
俺、ほんとに恵まれてるよな。
そんなことを考えてると急に声をかけられた。
神宮司「岸くん、」
「お!神宮司、なんだ?」
神宮司「姉ちゃんさ、元気ないからちゃんと元気にしてやってよ。」
元気がない?
俺はあんまり関係ないと思うけど...
でも俺にできることならなんでもする。
「おう、任して」
神宮司「岸くんならまぁ彼氏枠あげてもいいや」
「え?」
そんな言葉を残して彼は片手をサッとあげて
王子みたいに去っていった。
いや、なんか俺神宮司に認められたって強くね?
勝利「なんかいい感じになった所で...そろそろ行ってきたら?」
「行ってくる、」
勝利「うん」
俺は屋上へと向かう階段を
一段一段力強くのぼった。
そしてドアを開ければ
綺麗な黒髪を風になびかせている綺麗な先輩がいた
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作者名:あめか。 | 作成日時:2019年9月8日 20時