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平野side
Aに毎回のごとくテスト前に
勉強を教えてもらうためにAの家に。
Aは頭が良くて、頭の弱い俺でも
優しく分かるように説明してくれる。
そんなとこも好き
俺だって岸みたいにずっとAを好いてたんだ
負けてたまるかよ
俺が問題を前にして頭を抱えていると
『紫耀は私がいないとダメだね』
と急に言われた。
そうだよ、俺は...
紫耀「そうだよ。A居なきゃ俺むり。」
『うふふ。私はどこにも行かないので心配なく笑』
紫耀「...岸のとこにも?」
あ、やばい。
言いすぎた...口が勝手に...
聞かれたAも唖然とした顔をしている。
言えないんだね。" 行かない " って。
もう、答えなんて出てんじゃん。
紫耀「ごめん、なんでもない。」
『そ、そう?』
でもごめんね?
俺は岸みたいにAみたいに
いい子じゃないから。
君のことが好きなんです。
君を俺にだけに留めてみせるから。
最後の悪あがきを、チャンスを 俺にさせてください
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作者名:あめか。 | 作成日時:2019年9月8日 20時