キンモクセイの咲くころに (ページ9)

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09. ページ9

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廉side

未だ噂に翻弄されず、告白してくる女子がいる。

｢なん？｣

女子｢……｣

｢用無いなら呼び出さんとってよ、じゃ｣

女子｢好き！私、永瀬くんが好きっ///｣

｢無理！鬱陶しいわ。大体、お前自分の顔知ってから物言いや！｣

もう誰も近づかんやろ。

あー、しんど…

机に伏せてると、平野ってのが名前呼びながらニコニコと近づいてきた。

｢忘れてたわ、お前のこと…お前しつこいで？｣

紫耀｢だって平野、友達なりたいねんって！あ、あとコイツもな｣

｢…あー、いつかの根性無しか｣

紫耀｢コイツの名前は華村A。コンジョウナシカさんとちゃうで｣笑

｢アホか、てかアホやな！｣

A｢私のことはなんでもいい！だけど、よく知りもせず紫耀のこと馬鹿にしないで！｣

紫耀｢まぁまぁまぁ、アホで馬鹿が取り柄って人もおるんよ、ここに。やから永瀬くんが友達になってくれるまでアホ馬鹿を貫いてやるからな｣笑

｢…もう勝手にしろや、なんか疲れたわ｣

さっきからクラクラする。

紫耀｢なぁ、アイツ勝手にしろ言うたよな？ってことは友達になったんよな？っしゃー！！｣

保健室で寝よ。

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