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廉side
花火大会が終わって帰宅すると、母さんが心配そうに出迎えた。
母｢帰るの遅くない？薬ちゃんと飲んだの？｣
せっかく楽しかった花火大会も、この言葉で一気に現実に引き戻された。
｢道混んでたんやから、しゃあないやん！飲んだ、飲んだ｣
手を洗うと、鞄から薬を引っ張り出して飲んだ。
部屋に戻ると携帯が振るえ、紫耀とAの3人でやり取りしよるグループからのLINEが届いた。
加工ができるアプリで撮った写メや花火の動画。
A: 2人ともずるい！私よりかわいい！
紫耀: Aもかわいい、かわいい
A: あー2回言った、嘘付くな！
紫耀: 嘘やないって！廉おるー？
くだらないやり取りなのに笑える。
返信しようとした途端、すごい吐き気に襲われた。
母｢廉、お風呂入りなさいよー｣
｢……もうちょい、あとで、入る｣
しんどさで変な区切りになりつつも返事をし、しばらくトイレで過ごした。
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３６９ - キンモクセイの咲くころに読みました！紫耀くんと主人公ちゃんと廉くんの関係がどうなったのか気になります！続き楽しみに待ってます！ (2018年9月8日 2時) (
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作者名：いちごてぃらみす | 作成日時：2016年10月24日 20時
