甘い恋、来い来い。3rd【Fischer's】 (ページ7)

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つづき。ページ7

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目が、覚めた。

みんなより少し早く起きたらしい。

まだ重い体を起こし、リビングに向かう。

「ん？おぉ、ぺけおはよ」

すると、シルクがすでに起きていた。

「…おはよ」

シルクの隣に腰を下ろすと、無言で俺にスマホを差し出してきた。

目の前にあるシルクのスマホを受け取ると画面はLINEの会話だった。

「え、何？」

「読めよ」

会話相手は、Aだった。

シルク【Aちゃん、浮気してんの？】

A【浮気してないよ？どうしたの急に】

シルク【ぺけが変な男とAちゃんが、ラブホから出てきたところを見てたんだってよ】

A【見られてたんだ】

A【あの人はバイトの後輩で(それでも同い年なんだけどね)バイトのことでわからないことがあるからって

連れて行かれたのが、あのオシャレな建物だったの。あとから聞いたけどその建物がそういうことをするだけの場所だって知らなくて…

迫られたけど、私、ぺけを心配させるようなことはしてない。本当だよ？

ちゃんと逃げたの。そしたら、彼は駅まで送るだけって言うから甘えたの。外も暗かったし。

私からもちゃんとぺけにいうから。悪いことはしてないってことだけ伝えて､あとは何も言わないでください。お願いします】

「…シルク、俺、」

よかった。何もなくて。浮気してなくて。

「おう。またAちゃんから連絡くるってよ」

その後､メンバー全員が目をさました頃、連絡が入った。

ディスプレイにはA、と愛しい彼女の名前があった。