ケビックスが私を取り合うんですが。 (ページ18)

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kevix!!!17 ページ18

『多分、その言葉の先を聞けば、

私は答えを出さなきゃいけないことになる。

ケビンが今、私に対して言おうとしてることは
アレックスも思ってることでしょ？

私が言った言葉で2人を傷つけたくない。

…チョコスモの中でゴタゴタを起こしたくないの。

お願い、思ってても言わないで｡
…私には皆の仲を邪魔する資格なんてないの」

私がどんな答えを出そうとも
それを口に出すことは決して許されない。

今のチョコスモが、壊れてしまうから。

…それに、なんだかんだ言ってるけど
私はケビンかアレックスかなんて、選べない。

2人とも大事な…メンバーだから。

2人とも、私をチョコスモに受け入れてくれた大切な人だから。

ケビンは私の手を自分の掌の中に収め、口元を明かした。

ｹﾋﾞﾝ「Aがそこまで言うなら、言わんとく。

でもな、これだけは覚えとって？

決断がどんな結果を招こうとも、答えを出さんといけへん時があんねん。

その時は…自分の気持ちに正直になってや？

Aならそうしてくれるって、信じてるからな、俺」

そう言って…

私にキスをした。

ｹﾋﾞﾝ「仲をゴタゴタにしたくないんやろ？

やったら、これは俺とAだけの秘密やから。

…布団、持っていこか」

ｷﾞｼ…と音を立て、私の上から離れるケビン。

ｹﾋﾞﾝ「ほら、いくで！」

布団を担ぎ、私に笑顔をむける彼はいつもの彼だ。

『…うん』

私もベッドから見を離し、寝室を後にした。