小悪魔☆ハニーvol.37《T.MASUDA》

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ﾍﾞｯﾄﾞにｺﾞﾛﾝ...と寝転んでAに電話をかけた。





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今が何時。とか…
Aが寝てるかも。とか…









そんなことは一切、頭にはなかった。


ただ仕事で成功したこと。

部長に褒められたことが嬉しくて、それを「ｽｺﾞｲね‼」っていつもみたいに言って欲しくてﾜｸﾜｸしながら電話した。







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数ｺ-ﾙの後「…ﾊｲ..」ってでたA。






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増田「もしもし、A？」

A〔……もちもち…。〕







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もちもち⁇‼









増田「もちもち… w」

A〔…ん。ぁ…貴久…？〕








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思いっ切り寝ぼけてるA w
「ふぁー…」ってあくびして…「どーしたの？」ってのんびりした口調で話した。









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増田「もう寝てんのかよ w」

A〔…ふふ w…寝ちった… w〕








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…寝ちった…って…。









赤ちゃんか w







いちいちｶﾜｲｲな♪






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増田「まぁいいや。それよりさ、今日はもうめっちゃいいお知らせがあってさー w」









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Aのｶﾜｲｲ声が聞けて、嬉しくってﾃﾝｼｮﾝ高めなｵﾚ。

「住民説明会、大成功だったんだよ‼」ってまくし立てるように話した。








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増田「ﾊﾞﾗ園の人も大喜びだったし、うちの会社の部長も来ててねー。めちゃくちゃ褒められた w」

A〔へー…。そっかぁ…〕









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増田「でさー。本社の社長にも話しておく、なんて言われちゃって w」

A〔うん…。〕









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増田「今、祝勝会、みたいな事して飲んで来た w」

A〔そっかぁー…〕









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…。









Aの返事。









なーんかぼんやり…









感情がこもってないっていうか…
喜んでくれねーの？








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増田「…嬉しくない？」

A〔ん？なんで…？嬉しいよー？〕







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増田「…なんか、気の無い返事。」

A〔ごめん…寝てて、頭…働いてない w〕








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そんな返事が聞きたいわけじゃない。
「すごいね‼さすがだね‼」って言って欲しい。








それなのに今日のAは「へぇー…」ってぼんやり。









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なんか…興奮してたの、冷めちゃった。





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増田「…眠いなら切ろうか？」

A〔ん？違うの…ごめん。怒ってる？〕









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増田「怒ってねーけど…なんかつまんなそうだし」

A〔そんな事ないよ… w〕







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