story1796*JUN.M ページ46
松本潤side…
別に熱くなるつもりはなかった。
ただ泣いているAを慰めようとしただけ。
だけど暴れて…
オレにしがみつくようにして泣いてるAを見たらそんなことできなかった
.
両親はため息をつき、「帰ります…」と一言。
お父さんは「また明日来るね。」と言って部屋を出て行き…
それと入れ替わって看護婦が入ってきた。
今度は美人 。
美人看護婦はオレを見て怪訝そうな顔をして…
その後部屋を見渡してギョッとしていた。
でも点滴を持っていたからAにそのことを伝えると、「点滴しない…」ってワガママ。
いや、点滴はしろよ w
.
松本「交換するだけだろ?」
美人看護婦はとりあえずいろんなものを踏まないように近づいて、Aの点滴を交換した。
.
看護婦「これ、貧血の薬。飲みなさい」
A「…。」
.
看護婦「…ったくあんた達って…」
松本「は?」
看護婦「点滴って普通にしてれば逆流しないんだけどね… w」
.
呆れた看護婦は「すぐに片付けて新しいの持ってきます」と頭を下げた。
そして本当にすぐ何人かの看護婦と片付けて
「あなたも帰るわよ」と指をさされた。
.
美人看護婦「ここは完全看護。保護者の付き添いはなし。面会時間は過ぎてます。さっさと退散して」
.
キツイ看護婦 w
でもAはオレを離さない。
松本「コイツ寝かしつけたら帰ります w」
.
しばらくAを抱きしめたまま…
オレもウトウト....
次第に腕が重くなり…Aは眠ってしまった。
.
その日はそのまま帰り…翌日の朝。
Aの病室に入るとすでにお母さんがいた。
.
でもAは何も話そうとはしなかった。
ボ-..っと外を見たり、テレビはつけっぱなしの状態。
お母さんとは一切言葉を交わさない。
お母さんだけじゃなくて、看護婦や先生とも口をきかなかった。
でも…
松本「A、おはよ。」
オレが声をかけるとチラリとオレを見て何か言いたげに口を開いた。
「おはよ…」
聞こえるか、聞こえないか。
唯一Aは。オレにだけ口をきいてくれた。
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作者名:Milk-T | 作成日時:2017年11月18日 22時