story1791*MIYUKIサン ページ41
ミユキさんside…
私が病院に来てすぐ雄大さんに呼ばれて…
雄大「有岡Aさんて…」
そう言ってカルテを見せられた。
正直搬送されたことにも驚いたけど
「妊娠疑」っていうのに目を疑った
.
雄大さんは「僕が担当することになったけど…君も担当する?」なんて言われてつい w
.
でもまぁ…
あの2人のことだからてっきり妊娠のことも知っていて、お互い了承済みだとばかり思っていたのに…
.
夜勤で点滴の交換をしようと
有岡さんの病室に入ろうとした時に聞こえた声は
.
A「帰って‼」
.
そう言って怒鳴る有岡さんの声。
…何事⁇
…盗み聞きする趣味はないんだけど…
ついつい盗み聞き。
聞こえるのは男の人の声と女の人の声。
てっきり増田さんの声なのかと思ってたのに
出て来たのは多分ご両親。
.
お父さんはお母さんを慰めるように肩を抱いて…
静かに病室を出て行った。
.
その姿を見送ってから
病室に入ると、目に飛び込んで来たのは
知らない男性に抱きしめられている有岡さんの姿。
.
ちょっとちょっと…‼
そう思ったんだけど…
ワ-ワ-..と泣きじゃくる有岡さんをしっかりと抱きしめて、その男の人はじっとなにかを考えているみたいだったの。
でも、すぐに私に気がついてチラッと横目で見てきた。
.
「あの…」って声をかけると
その男の人は「A…」って声を掛け。
.
「点滴の交換…。」って有岡さんに伝えてくれた
.
その時、その男の人は私のことをじっと見ていたけど…なんていうか。
すごく色気のある大人の男性。
.
増田さんの男っぽいタイプとも違う…危ない感じの人。
なのに、私を見る目と有岡さんを見る目が全然違った。
.
私には…睨むようなキツイ視線で。
有岡さんに話す時はまるで…
別人のように優しい笑顔で接する。
結局…その男性は「また明日も来るな。」って。
有岡さんの頭を撫でて病室を出ていったけど…
その後の有岡さんは。
点滴交換中もずーっと泣いていたの。
…。
私はダメ。
こんなウジウジしてちゃ嫌。
.
だからこそ電話をかけてみたら?って提案したの。
.
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作者名:Milk-T | 作成日時:2017年11月18日 22時