story1790＊MIYUKIｻﾝ ページ40
ﾐﾕｷさんside…
.
A「…。」
ﾐﾕｷ｢ほら、もう寝なさい」
よりによってこんな日に夜勤。
私はこの人達に縁があるのかしら…w
.
それにしても…この子。
焦れったくてｲﾗｲﾗしちゃうw
.
ﾐﾕｷ｢泣くくらいならｻｸｯと言っちゃえば良いじゃない」
A｢…。」
.
ﾐﾕｷ｢赤ちゃん、出来たよーって…」
A｢…。」
.
ﾐﾕｷ「言えない理由でもあるの？」
A「…。」
.
ﾐﾕｷ「ひょっとして…増田さんの子じゃない…とか？」
A「違うっ‼…」
.
大きい声出せるんじゃない…。
増田さんの子ならなおさら言っちゃえばいいのに。
.
A「貴久…今、すごく仕事頑張ってて。
もし…私が妊娠した事を言ったらきっと…」
ﾐﾕｷ「きっと？」
A「…私の事。優先しちゃうかも、と思って。」
.
…。
え、この子いくつ？
そんなこと考えてたわけ⁈
ちょっと待ってよw
まずは自分のことの方が大切じゃない⁇
妊娠して…つわりだってしんどいはずなのに
自分の事を優先しない男なんて私ならお断りだけど⁇
.
A「…貴久の重荷になりたくないんです」
ﾐﾕｷ「重荷にって…」
A「この前初めてお仕事してる姿を見せてくれたんです。…なんていうか。
みんなに頼られて…すごくｶｯｺよくて…///」
.
「仕事…好きなんだなー…って思ったんです。」って…
そりゃ男だから。
仕事ﾓ-ﾄﾞの時って素敵には見えるけど。
だからって。
妊娠している彼女を重荷だと思う男なんて辞めた方がいいと思う。
A「…親にもﾊﾞﾚちゃったから。いつか貴久にもﾊﾞﾚちゃうけど…その前にはちゃんと話そうとは、思ってます」
ﾐﾕｷ「…。」
A「…だからその時まで。内緒にしていてください」
.
「お願いします…」って言われたけど。
赤ちゃんはこうしている間にもどんどん成長していく。
いつか、いつか…なんて言っていたら
あっという間に…
.
ﾐﾕｷ「ご両親にはどうやって説得するつもりなの」
A「それは…」
.
ﾐﾕｷ「あなた1人で解決できる問題じゃないでしょ？」
A「…。」
.
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作者名：Milk-T
| 作成日時：2017年11月18日 22時
