小悪魔☆ハニーvol.37《T.MASUDA》 (ページ28)

今日:16 hit、昨日:1 hit、合計:87,798 hit

story1778＊YUYA.T ページ28

手越side…

ﾐﾕｷは「うーん…」って悩んだ後。

ﾐﾕｷ〔個人情報漏洩…になっちゃう…〕

困ったような、拗ねたようなちょっと甘えた声で話した。

普段、ｻﾊﾞｻﾊﾞして甘えてこないﾐﾕｷなのに…
困ってる時はいつも甘えた声。

ｵﾚはこのｷﾞｬｯﾌﾟにやられた w

ﾂﾝﾂﾝなのに、突然ﾃﾞﾚるﾐﾕｷが可愛くって好きだった

付き合っていた頃を思い出し胸が熱くなったけど
ｶｯｺｲｲ祐也でいたくて「言ってみ？」なーんて w

彼氏の愚痴…とか。
ｵﾚが恋しいとか。

そんなｾﾘﾌ吐かれたら、今すぐにでも飛んで行っちゃう♪

手越「ｵﾚは嘘が嫌いな男って知ってるだろ？黙ってるからさ、話して？」

ﾐﾕｷ〔…あのね？〕

.

淡い期待を胸に
ﾄﾞｷﾄﾞｷしていた

…んだけど。

ﾐﾕｷ〔…祐也の友達の彼女がうちに来た〕

手越「…は？」

.

ﾐﾕｷ〔お昼過ぎに救急搬送されて来た女の子がいてね？私はまだ会ってないんだけど、ｶﾙﾃに「有岡A」ってあったから。〕

…有岡A。

A⁇

ﾐﾕｷ〔担当は雄大さんでね？明後日退院なの。〕

手越「それ、ﾏｼﾞ??本当にAなの？」

.

ﾐﾕｷ〔と、思うの。有岡、なんて苗字…そんなにないでしょ〕

手越「それで？なんで救急搬送なんか…」

.

ﾐﾕｷ〔私もさっき知ったからわかんないけど…3階の一般病棟にいるの。一応伝えておこうと思って〕

手越「面会は？出来る？」

.

ﾐﾕｷ〔大丈夫だと思うよ。ﾀﾞﾒならLINEする。〕

手越「ありがとう。今日行ってみる」

.

ﾐﾕｷは「じゃぁね？」って切ろうとした。

.

手越「あ、ﾐﾕｷ。」

ﾐﾕｷ〔ん？〕

手越「…仕事。頑張れよ」

ﾐﾕｷ〔…うん。ありがと///〕

.

…やっぱｶﾜｲｲ。
まだ未練ﾀﾗﾀﾗなんだよねーｵﾚ w

.

って、そんなこと言ってる場合じゃない。

ﾊﾞﾀﾊﾞﾀと部署に戻り「ｼｹﾞ!!ｼｹﾞ!!」ってｼｹﾞのｲｽを引っ張った。

ｼｹﾞ「なんなんだよ、お前は‼」

手越「ｼｹﾞ...大変だよ。Aが…」

．

あ、周りが見てるぅ…。
だからｺｿｺｿと。

「Aがね、入院しちゃった…」って。
ｼｹﾞに耳打ちしたんだ。

.