story1776*JUN.M ページ26
松本潤side…
.
お母さん「本当のことなの?
…あなた、妊娠してるの?」
A「…ごめんなさい…」
.
お母さん「ごめんなさい、は答えになってないでしょ」
千葉先生「お母さん。…落ち着いてください。」
.
ヘナヘナと力の抜けてしまったお母さんはイスに腰掛け…「何やってんのよ…」って、手で顔を覆いため息をついた。
.
千葉先生「心配なようでしたら明日、検診を入れておきますが…」
松本「…はい。よろしくお願いします。」
.
千葉先生「あなたは…?」
松本「Aの知り合いのものです。
かかりつけ医にはすでに連絡はしてあります。
退院してからのことは大丈夫です」
.
千葉先生「ちなみにどちらの…」
松本「大野レディ-スクリニックです。」
千葉先生「あー…。わかりました。では産婦人科には検査のみで予約しておきますね」
.
そういうと千葉先生はAの頭をそっと撫で
「…もう1人の身体じゃないんだから。無理しないできちんと休んでね?」って微笑み、病室を出て行った。
.
困ったのはその後。
重苦しい病室。
有香「わ…。私、飲み物買ってきます。」
気を利かせて、Aの友達は病室からコソっと出て行くのをオレは追いかけ「おい。」って止めた。
.
有香「松本さんは知ってたんですか?」
松本「…まぁね。」
.
有香「…相手は増田さん。ですよね?」
松本「…あぁ。Aが浮気してなければ w」
有香「あはは…。」
…力無い笑い。
「気がつかなかったなー…」って。
友達は悲しそう…
.
有香「だからずっと…体調悪そうにしてたんだ…」
松本「大学でも?」
有香「ご飯…ほとんど食べないし。授業中寝ちゃったりしてたし…。
あ、遊園地で何も乗らなかったのは…赤ちゃんがいたから、だったのかな… w」
.
「気がつかなかったよー…」って。
友達はポロポロと泣き出した。
松本「…お前のせいじゃない。
あいつはそーゆーやつだ。」
有香「ぅぅ…」
.
松本「変に心配かけないように黙ってたんだろ。
お前…Aの母親みたいだからな w」
有香「ひどっ… w」
.
松本「…このことは誰にも言うなよ」
有香「…。」
松本「増田にも…友達にも。
絶対に誰にも言うな、いいな。」
.
story1777*YUYA.T→←story1775*JUN.M
635人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Milk-T | 作成日時:2017年11月18日 22時