story1772*TAISUKE.F ページ22
藤ヶ谷太輔side…
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A「名前で…呼ばないで…」
太輔「…話し。ちゃんとさせてよ」
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腕を掴まれた有岡Aはポロポロ...。
堪えきれずに涙をこぼして泣き出した
A「…私。何かしたの…?」
太輔「…ごめん…」
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A「どうしていいのかわかんないよ…」
太輔「…誘われただけって言えばよかったろ…」
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抵抗するのを諦めて大人しくなる有岡。
シクシク泣きながら「だって…」って話し始めた。
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太輔「私は何もしてないでいーだろ…」
A「そうしたら、伊織さんが悪者になっちゃうと思って…」
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太輔「は?」
A「勘違いして私を責めて…。
あのままじゃ、伊織さんが悪者になっちゃうから」
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伊織の為…って言いたいの?
そのために自分を悪者にしたのか?
どこまでお人好しなんだ。
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太輔「…お前。なんでそこまで優しくできるんだよ」
A「…。」
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太輔「伊織のせいにすれば…」
A「人のせいにするなんて出来ない。
…いいの、もう。ほっといて…」
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力が抜けたのか、オレに掴まれてる腕の力が抜けて…
後ろに倒れそうになる有岡。
慌てて引っ張り起こすと
そのままオレの胸にドンとくっついた。
…えと///
もう、いいや。
オレは有岡Aをぎゅっと抱きしめて「悪かったよ…」とようやく謝ることができた。
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太輔「オレのせいで、お前に辛い思いさせて悪かった…」
A「…。」
太輔「…本当にゴメン...」
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そう言ってさらに強く抱きしめる。
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フワッと香る優しい匂い…。
有岡Aにはピッタリな香りだった。
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妙に胸がドキドキしちゃって。
「これから…Aって呼んでもいい?」って聞いてみた。
もちろん、2人の時だけ、のつもりで。
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でも全然返事が返ってこない。
あれ?いきなり過ぎ⁇
そう思って「…聞いてた?」って顔を見ると…顔色が真っ白。
顔面蒼白ってやつ⁈!
そのままズルズルとちからが抜けてしまい支えるのがやっと。
太輔「A…。おい、Aっ‼しっかりしろ…おいっ‼」
ダメだ。動かない。
オレはすぐに有香ちゃんに連絡を取り…
Aを抱えて走り出した。
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作者名:Milk-T | 作成日時:2017年11月18日 22時