story1771*TAISUKE.F ページ21
藤ヶ谷太輔side…
2人の成り行きを見守るしかないオレ。
どうする…?
そう思った時、「…わかってるよ。」って有岡Aは言う。
.
A「…ごめんね、なんか心配かけちゃって」
伊織「…。」
.
有香「A。相手にしなくていい」
A「ううん。えと…伊織さん。
不安にさせてごめんなさい」
.
そういうとニコッと笑った有岡は。
「大丈夫…私、年上にしか興味ないから、取ったりなんかしない w」って笑った。
.
A「同年のコってダメなの。私は甘やかせてくれる人にしか興味ないから大丈夫 w」
伊織「本当?」
A「うん。だから平気。
…じゃぁね。」
.
…有岡ってそんな事言うタイプだっけ?
.
思わずじっと後ろ姿を見ていた。
「たいちゃん、ちゃんと謝ったよ♪」って駆け寄る伊織を見ることもなく…
オレはただじっと後ろ姿を見ていた。
.
スタスタと歩く有岡Aだったけど…
角を曲がるかなって時。
有香ちゃんとは逆方向。
荷物を抱えて走り出す姿を目撃した。
.
太輔「玉、ゴメン。これ持ってて‼」
裕太「あ、おいっ‼」
伊織「たいちゃん‼」
.
やっぱり有岡は無理してる。
そんな事言ったり自慢したりしない女だ。
.
なんであんなこと言ったんだよ。
「私は誘われただけです‼」って前みたいに言えばいい。
どーして…。
.
やっと追いつくと、有岡は空き教室に入っていく。
ピシャ!!っとドアが閉まった瞬間にオレはドアに手をかけた。
.
太輔「おいっ、開けろ‼」
A「来ないで‼」
.
グイッと引っ張ればドアはすぐに開き…目の前に
涙をいっぱい溜めて「あっち行ってよ!」って怒る彼女がいた。
.
A「こんなとこ見られたらまた誤解される‼」
太輔「お前なんであんなこと言った⁇‼」
.
A「もーいいから、早く出てって‼」
太輔「答えろよ。なんであんな言い方するんだよ‼」
.
グイグイとオレを押す有岡。
イラっとしたオレは有岡の両腕を掴み「ちゃんと話し、しよう」と説得しようとした。
でもイヤイヤって暴れる有岡に、思わず
太輔「Aっ‼」
A「‼‼」
太輔「頼むから…話し聞いて。」
.
.
story1772*TAISUKE.F→←story1770*TAISUKE.F
635人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズ」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Milk-T | 作成日時:2017年11月18日 22時