story1770*TAISUKE.F ページ20
藤ヶ谷太輔side…
裕太「お。ちゃんと謝れそうじゃない?」
太輔「…。」
.
オレと玉は少し後ろでその様子を伺っていて
周りは「なになに?」って興味深そうに見ていた。
…ちょっと嫌だな。
場所…変えた方が良くない?
.
伊織「あの。怒ってるよね?」
A「…もういいよ。気にしてない」
.
伊織「そっか…。そーだよね。だって有岡さん。
彼氏いっぱい、いるもんね?」
A「え…?」
.
伊織「みんな言ってるよ?有岡さんて男好きなんでしょ…?」
A「違う…」
「イケメンの彼氏…いっぱいだもんね?」って首を傾げて聞く伊織。
.
伊織「だけど。私はそうじゃないの」
A「…。」
.
伊織「私にはたいちゃんしかいないの。
…有岡さんと違って。私はたいちゃんだけなの」
A「あの…」
伊織「だからお願い。
今後たいちゃんと2人きりで会わないでください」
.
…え?
…ちょっと待て。
これじゃ有岡の立場がない。
そもそも有岡は、オレのことなんか好きじゃない。
.
伊織「私、辛いんです。たいちゃんは私の彼氏なんです。
お願いします。たいちゃんの事…伊織から盗らないでください‼」
…。
.
頭を下げた伊織。
…その時、一瞬だけど有岡と目が合った。
.
寂しそうな…悲しそうな。
「なんでこんな事…言われるの?」とでも言いたそうな表情。
.
太輔「ぉぃ…」
有香「あのっ‼この間も言ったと思うけど。
Aは藤ヶ谷くんに興味なんかないからっ‼」
.
有香ちゃんは怒って、伊織に言い返す。
…でも伊織は「お願いします‼」って頭を下げる。
.
「なにあれ…」
「有岡さんが人の彼氏取ろうとしたみたい…」
「えーマジ?サイテ-じゃん。」
「大人しそうなのにね…サイアクだわ」
ヒソヒソと周りの声が耳に入った。
「違うっ‼」って大きな声でない言わなきゃ…。
そう思ってるのに玉は「…やめとけ」って止める。
.
太輔「なんで…」
裕太「今、お前が出て行くのはタイミング的に悪いだろ…」
.
確かにそうだけど…このままでいいのか?
こんな時…どうしていいのかわかんねーよ…。
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作者名:Milk-T | 作成日時:2017年11月18日 22時