小悪魔☆ハニーvol.23《T.MASUDA》

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ｼｹﾞ「なんやかんや理由つけて。
これからもまっすーに頼ってくるぜ？
そん時Aちゃんはどーすんの？」




増田「…。」









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ｼｹﾞ「間違いは起きたけど…
今回は相手が小山だったから…。

でも。
あの時の2人を見てｵﾚ的に、「なんも解決してねーじゃん‼」ってｶﾞｯｶﾘしたわけ」









…。









ｼｹﾞ「この際だからはっきり言うわ。

Aちゃんに…今のお前の抱えてる問題は重すぎるぞ」



小山「ｼｹﾞちゃん…」









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ｼｹﾞ「うるせぇ。こーゆーのは
はっきりしたほうがいいんだよ。

なぁまっすー…。
Aちゃんに今の恋愛は辛すぎるぞ？」









…。









わかってるよ…









そんなこと。

嫌ってほどわかってる。









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なにも話せなくなるｵﾚに…「増田さんに迷惑かけたくないって言ってたよ…」と。
小山がﾎﾟﾂﾘと言った。









小山「自分が何か話すとみんな不機嫌になっちゃうって…。増田さんと話し合おうとしてもｹﾝｶになっちゃうって言ってたよ」

増田「…。」









．








確かにAが出て行く前はそうだった。
何か聞かれるのが怖くて。

Aと言い合いになると
無理やり黙らせるように抱いていた。









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でも今はそうじゃない。
ちゃんと話をして
お互い…









お互いに…









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ｼｹﾞ「まっすーも、心のどこかで思ってんじゃねーの？」





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…やめてくれ。









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ｼｹﾞ「苦しい思い…させてるって」









…頼むからやめてくれ







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ｼｹﾞ「……別れたほうが。
Aちゃんは幸せなんじゃない？」









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…考えないようにしていたことをﾊｯｷﾘ言われて
言葉に詰まった。









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小山「Aちゃんと。内緒の約束だったんだけど…この際だからはなす。」

増田「？」









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そう言うと小山はﾜｲﾝを一気に飲み干して
「Aちゃんごめんねぇ…」っていいながら。

Aが家を出た理由を話してくれた。









．







それはあの時…
ｵﾚが仕事の電話でAとｱｲﾂを2人にした時。









…戻った時。Aがびしょ濡れだった時の事。









．






小山「Aちゃん…



…希ちゃんに脅されてるよ？」




．









それを聞いて
知らなかった事実に
また言葉を失った。

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