小悪魔☆ハニーvol.20《T.MASUDA》

story930＊KEIICHIRO.K ページ24

小山side…









「おはようございます。」









朝の朝礼。
ｵﾚの隣にはｼｹﾞ。

その後ろに…









あれ？
増田さんいる…









小山「…おはよ」

増田「ん？おぅ。」









．






…意外と普通だ。





.









手越「休まなくていいの？」

増田「おぅ。心配かけて悪かったな」









.









…なんか。








ｽｯｷﾘした顔してる？









今までの眼光鋭い雰囲気でも…

負のｵ-ﾗ満載の感じでもなくて。









…普通。









いつもの増田さん。









.









昨日早退してしっかり睡眠を取れたのかな…



それともなんか。
気分転換でも出来たのかな…









.









増田「…なんだよw」

小山「…別に」









.









予想と違う展開に少し戸惑う。

こんなに早く立ち直れるものかな…

それとももう別の女を見つけた…とか。









.









またまた複雑な心境で。









…Aちゃんの姿を見ているから。
増田さんがもしも。
他の女と…なんていうのは嫌だ。









…でも。
今の生活からAちゃんを取られるのも嫌だ。









．







仕事中も、誰かのﾐｽを怒ることもなく
いつも通りに丁寧に仕事をこなしていく。









ｼｹﾞ「…なぁ。まっすー…吹っ切れた？」

小山「うーん…なんかあったのかな」







．









手越「増田さん。今日遊びに行ってもいーい？」

増田「ﾀﾞﾒ」

手越「えっ⁈なんで⁈」









増田「…予定入ってるから」

手越「なんの。」

増田「…うるせぇ。」









予定…⁈
なんの予定⁈









．






手越「ねぇ、それってなんの予定⁈
女と？友達と？それとも…」

増田「うるせぇなwなんでもいーだろw」









.





…手越はそんなことじゃ怯まない。
「どうして⁈」って食い下がるけど
増田さんは頑として口を開かなかった。









．








すると突然増田さんのｹ-ﾀｲが震え…
すぐにﾎﾟｹｯﾄにしまいこみ、
「ちょっと…ｺ-ﾋ-...」って席を外した。









手越「怪しい」

ｼｹﾞ「まぁまぁ。まっすーが元気なんだからさ」

手越「…他に。女出来てたらどーする？」









…他に…









手越「元ｶﾉでも。
Aでもなく。
…新しい女…」



ｼｹﾞ「まぁ…仕方ないでしょ。
逃げたくもなるよ、男なら」









…そんなことあるのかな。
ｵﾚはこっそりと…

増田さんの後をつけた

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