小悪魔☆ハニーvol.20《T.MASUDA》

story928＊KEIICHIRO.K ページ22

小山side…




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自分で用意する朝食。









ﾄ-ｽﾄと目玉焼きを作った。









Aちゃんはいつも卵焼きだから…
久々に目玉焼きが食べたくなってw









…卵が嫌いなわけじゃないと思うんだけど。
単に卵焼きが好きなのかな？









ﾃﾚﾋﾞをつけながら食べる朝食は
いつもと同じなのに…

相手がいないことが寂しい。









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Aちゃんはあまり話をしないｺで…
「いないものとして考えてくださいね」って。

よくｵﾚに言う。









.









ただその存在感てなんとも言えなくて。









なんて言うんだろ。

Aちゃんの近くに寄ると
自然と優しくなれるって言うのかな…









自分が強い男になれるような気がするんだ。









…頼っていいんだよ。

…甘えていいんだよ。









男としてｶｯｺｲｲと思う事をしてあげたくなるんだ









…そんな不思議なｺ…









．









でもそれは誰もがそうなるわけじゃない。









…日に日に。


ﾊﾏっていくっていう言い方が正解かな。









．









少しずつ少しずつ。
自分の心を支配していく。









かといって、Aちゃんが何かしてくるわけじゃない。

…むしろ何もしてこないから気になる。









．







…ｵﾚの事。どー思ってんのかな？

…男として。見てくれてるのかな？






…ﾄﾞｷﾄﾞｷ。したりするのかな？









．









…好きになったり…するの、かな？









．









増田さんがAちゃんの事を教えてくれた時。
正直に言えば「寝ぼけた事言ってんじゃねーよw」ってのがﾎﾝﾈ。









.









美人な彼女がいて。
ｷﾚｲなｾ ﾌ ﾚもいて。


本気になったのは高校生⁇









．






そんな事ありえない。
物珍しいだけだろw









.









そう思って話半分で聞いていたけど…

あまりに真剣だから
…マジかよwって思った。









.









それから何度もAちゃんにはあってるけど。
「かわいい妹」からは
なかなか立場は変わらなかったのに…









あの日。




.









増田に抱かれていたAちゃんは。









ｵﾚの知らないAちゃんで…









増田しか見ることのできない
Aちゃんの”女の顔”を

見てしまった。









…それはとても美しくて









…ｵﾚの頭の中にしっかりと焼き付いてしまった。

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