小悪魔☆ハニーvol.20《T.MASUDA》

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朝食は



こんがり焼けたﾄ-ｽﾄと。
ﾄﾏﾄの乗ったｸﾞﾘ-ﾝｻﾗﾀﾞと
ﾍﾞ-ｺﾝの乗った目玉焼き。









増田「今日はAの真似して
お醤油で食べよw」

A「…目玉焼きもお揃い♪」









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Aはすっげー小さなことでも喜ぶ。

同じ順番で食べた、とか。
目玉焼きがうまく焼けたとか。









…ｵﾚと目があった。とか…









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小さすぎて気にも留めないことで喜ぶAがいつも羨ましいなって思う。









Aにとっては何もかもが嬉しんだろうな。
…ｵﾚといることが、ね♪









増田「…本当に誰にも言わない方がいいの？」

A「ｳﾝ....。私がいることは絶対内緒。」

増田「でもみんな心配してるし…」









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A「…本当はここにいちゃいけないの、私」

増田「そんなこと…」

A「ううん。約束したの…」

増田「誰と。」









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…。









…だろうな。









言わねーよな。









と思ってると。


Aは









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A「魔女w」


増田「…は？」


A「ほらー。ｱﾘｴﾙに出て来たでしょ。
覚えてない⁇」









．









増田「あの…黒いﾀｺみたいな」


A「そーそー。」









…そんなやついるかーいw









A「貴久のそばにいるなら…
絶対にバレちゃダメなのw」









…ﾌﾌﾌ♪って肩をすくめて笑う。









…辛い状況でも
なんとか楽しもうとするAって









変な子w









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だけどそんなAに救われてることは確か。









増田「わかった。魔女に言われたなら仕方ねーな」

A「ふふ♪」









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増田「ｵﾚも野獣にされたらたまんねーしw」

A「今でも野獣だけどねーw」

増田「うるせぇなw」









．








A「魔女にﾊﾞﾚたら大変なの」

増田「声…盗られちゃうんだっけ？」









．









A「それは。人間にしてもらう時。」

増田「あそ。」









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A「1番大切なもの。盗られちゃう」









．







1番大切なもの…？









A「…愛する人。だよ。」

増田「…ｵﾚかw」









．









Aは。
少しだけ悲しそうな顔をして
「そーです。」って…


目玉焼きの黄身にお醤油を垂らして
ｸﾁｬ..っとかき混ぜた。

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