小悪魔☆ハニーvol.20《T.MASUDA》

story919 ページ13

増田「ほら、泣いてないで”ふぅー”するぞ。」

A「ｳﾝ....」









．









泣かしておいてなんだけど
ﾏｼﾞで泣き虫。









．






誰の家に居候させてもらってたのかは知らないけど
これだけ泣き虫だと…相手の友達も大変だったんじゃないかなー…









A「貴久…」

増田「ん？」

A「写真…撮る…」









Aは自分のｽﾏﾎをｵﾚに手渡す。
「自分で撮ればいいのに…」っていうと「泣いちゃって手が震える…//」ってまたﾒｿﾒｿ。









増田「はい、撮るよー。せーの。」









”ｶｼｬ...”









増田「確認ー…おぉ。いいじゃん♪」









ﾛ-ｿｸの灯りだけ…
ｹ-ｷと寄り添うｵﾚたち。

いい雰囲気でいい写真。








増田「送って」

A「うん。」









．







ﾛ-ｿｸ吹き消ししちゃって
真っ暗な部屋の中…Aのｽﾏﾎの灯りだけ。









・







「えと…貴久のLINE…」









「うん、送れた♪」









そう言って顔を上げたAのｽﾏﾎを取り上げて。
押し倒すようにｷｽをした。









．









増田「…1ヶ月おめでとう。」

A「…お…おめでと…///」









.









増田「…驚いた？」

A「…嬉しかった。」

増田「…ふふ」














…良かった。
ﾎｯとして。
Aのｵﾃﾞｺにちゅってｷｽをすると.…









．








A「…ｺﾞﾒﾝﾅｻｲ...」









．






…。









．



A「勝手にいなくなったりして…

…ｺﾞﾒﾝﾅｻｲ.....」









．





…。









．







A「…ｺﾞﾒﾝﾅｻｲ...」









何度も何度も繰り返すごめんなさい…









…別にもう…怒ってなんかない。
Aが戻ってきたんだからそれでいい。









…ｵﾚの事が大好きで。
反省してるんだから…


責めるつもりはなかった。









増田「もう…いいよ。」

A「ごめんね…」









増田「…Aも寂しかったんだろ？」

A「うん…」









増田「…寂しい思いさせてごめんな。」









…抱き起こして。
小さな子をあやすように頭を撫でながら
「…好きだよ」って気持ちを伝えた。









A「私も好き……」









…気持は通じ合ってるんだから。





それで良かった。

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