小悪魔☆ハニーvol.20《T.MASUDA》

story917 ページ11

明太子のﾊﾟｽﾀと餃子…









A「ﾐｽﾏｯﾁw」

増田「いいの。いただきますw」









今日は…あの日以来。
2人で並んで夕食を食べた。









．









お互い…なんとなく離れたくなくて
さっきからずっとそばにいる









．









それが意外と嫌じゃなくて。
いい距離感を保ちながら
くっついてみたり、離れてみたり…









それは食事が終わってからもそうだった。









A「ぜーんぶ済ませてから
ゆっくり美女と野獣がみたい‼」









…Aのご希望通り。
風呂から何から済ませてからのDVD鑑賞…









久々の風呂だけど
Aが生理だからって…別々に入った









．







湯船に浸かるのだって
Aが出ていった以来だし。









髪を乾かしてやるのだって
その時以来。









A「ｻﾗｻﾗー♪」

増田「…今度はｵﾚ。待ってて」









ｺ-ﾋ-の準備をし始めたAを横目に見て
自分の髪を乾かし始める









…ふと。
視線を感じて鏡を見ると。








ﾆｺﾆｺしながら鏡越しにｵﾚを見つめるAが
ﾏｸﾞｶｯﾌﾟを２つ手にしてこっちを見てた。









．









鏡を見てもAの姿が映らなかった1週間…
辛かった









目があったまま。
「A♪」って名前を呼ぶと
待ってました、とばかりに背中にﾄﾞ-ﾝ!とぶつかった









．








「…ｽｷ♪」









・









ﾄﾞﾗｲﾔ-の音でかき消されそうだったけど
ちゃんと聞こえた。









「…ｵﾚもだよw」









.









…たぶん聞こえてないだろうけど。
ｵﾚだってお前の事が好き。









．









「…ｽｷｽｷ♪」









．









…♪









…照れる///









こんなの前からなのに…
久々だとものすごく照れるw









．








出て行ったからって…
Aの気持ちは全く冷めていない。

それが分かって、すごくホッとしてる自分…









・









てことは。
出て行こうとするまでに
Aはものすごく苦しんで…


それだけｱｲﾂに酷いことを言われたんだろうな、って思ったら…






…。







…辛かっただろうな…。

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