小悪魔☆ハニーvol.10《T.MASUDA》

story471 ページ29

A「ねー…好きすぎるって。普通？」





美希・楓「は？」







A「なんか…こう。胸がぎゅーってなってさ。すぐに会いたくなったり…泣きたくなるのって普通にあること⁇」









2人はしばらくｷｮﾄﾝ...としていて…そのあとｸｽｸｽと笑い出す。









美希「なに、Aも恋してんの。」

楓「…そんなの当たり前だよ。普通普通w」

A「そっかぁ…。よかった♪」








美希「なにこの子、中学生⁇ｶﾜｲｲんですけど」

楓「こら。初恋なんだから茶化さない。」







…そっかー。普通かー♪
「はっしーじゃ、ないの？」って聞かれて。





A「ううん、全然違うの。…今日…このあとデートなんだぁ///」

楓「うっそ、A…もう付き合ってんの？」









…付き合っては、ない。
彼氏…でもない。








美希「ちゃんと告白した？」

A「んー…いつも好きだよって。お互いに言ってるんだけど…」









楓「…遊ばれてるってことない？」

A「…それはわかんないけど…。
でもね？私が大学合格したらお願いごと聞いてくれるんだ♪」









美希「お願いごとって？」

A「…秘密♪」









楓「どーせ。彼女にして、でしょw」

A「え、なんでわかるの⁈」









2人は少しだけ呆れ顔。
「なんか変じゃない？」って言う。






美希「今日…聞いてみたら？私って彼女になれないのって。」

楓「うん。もちろん泊りでしょ？」







A「ううん、10時まで。」








美希「んー…微妙w」

楓「…ま。ｸﾘｽﾏｽｲﾌﾞ過ごしてくれるんだから。
大丈夫だと思うけど…。

今日ちゃんと告白しなよ。」









…今から告白なんて。
なんかおかしくない？







そう思いながら。ﾀﾞﾝﾊﾟと言うだけあって、曲がかかってみんなでﾜｲﾜｲとはしゃぐ。
ﾋﾞﾝｺﾞしたり、ｹ-ｷ食べたり。いろんな人と話したり…。



時間はもうすぐ2時30分。







そろそろだなーって思って。
「ﾄｲﾚ行ってくるね？」って私は1人でﾄｲﾚに向かった。









今日はこの後先生とﾃﾞ-ﾄ♪
鏡の前で髪型をセットして。

ﾒｲｸだって大丈夫。

あとはﾛｯｶ-にある、お揃いのMA-1着たらオッケー。








幸せな気持ちでﾌﾛｱに出ると。
「ちょっと…」って。









さっきから私を見てた女の子につかまった。




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