story453 ページ11
「Aちゃん‼」って呼ばれたけど。
シゲ「……増田の気持ち。わかるわw」
A「え…?」
シゲくんは困ったようにポツリと言った。
振り返ると「バイバイ」と手を振るシゲくんと。
心配そうに見つめる祐也くん…。
2人の手も離してしまった。
松本「なんか…テンション下がっちゃった。
帰ろっか。」
A「…はい。」
肩をポンボンと叩かれて。
また私は手を引かれる。
松本さんはいろんな人に挨拶をし。
そのままホテルを出た。
車の中で。
松本さんは私の肩を抱いていた。
松本「…1回お店に行ってもいい?」
A「はい。」
松本「A。」
A「はい?」
松本「……まだ、アイツのことが好き?」
A「…はい。」
松本「…オレのことは?」
A「…イイ人…だと思います」
フッ...っと笑われて。
頭を撫でられた。
その意味がわからなくて。
店に着くまで会話はとくにしなかった。
私の頭の中は…
…貴久先生はなにしてるのかな。
…フラれたって…そんな風に思ってるのかな。
…希さんのところに…いるのかな。
…貴久先生
…会いたいな
車を運転する貴久先生の腕。
ゴツゴツした…血管の浮き出た手。
赤信号になると…必ず私を見てくれる目。
車に乗ってても貴久先生の事ばかり。
…会いたい。
私の肩に乗っている松本さんの腕が急に重く感じて、そっと外した。
でもそれは
更に強く肩を抱かれるだけで。
離してはもらえなかった。
お店に着くと松本さんはサッサと降りてカギを開ける。
「来て。」
そう言われて重いドアを開けお店に入る。
地下に続く階段を降りて。
またドアを開ける。
......バタン。
扉が閉まると。
松本さんはカギを乱暴にカウンタ-に投げて。
タキシ-ドを脱ぎ始めた。
松本「その格好じゃ帰れないでしょ」
A「あ、はい。」
松本「着替え、コレだっけ。」
紙袋に入った私の私服。
それを受け取る。
松本さんは、お店の電気とは別にVIPル-ムのライトをつけた。
松本「着替え…どうぞ」
紙袋を抱え。
私はその部屋に入った。
346人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Milk−T(プロフ) - さきさん» コメントありがとうございます♪本当スピード更新ですすいません。ゆっくり読んで下さいね。そうですね、2人が幸せなほど、その時が来るのが怖いですよね。うまく表現できるかしら、頑張ります。 (2017年2月26日 23時) (レス) id: 724025c163 (このIDを非表示/違反報告)
さき(プロフ) - 2人の幸せな時間が続きますようにと願いながら、お姉さんの一番辛い時がいつ来るのか怖くてなりません。でも全ての出来事が未来の2人に繋がってるんだから仕方ないですよね。スピード更新、ほんといつもありがとうございます! (2017年2月26日 23時) (レス) id: 8970bd25ee (このIDを非表示/違反報告)
Milk−T(プロフ) - Johnnyッ仔さん» コメントありがとうございます♪デレ増は時々勝手に走り出しますwお姉さんも時々戸惑いますよね笑。なんだかんだ言ってこの2人もよく似てますw楽しければ楽しいほど、離れる時間が辛いですよね。次の更新は移行になります。また読んでください! (2017年2月26日 3時) (レス) id: 724025c163 (このIDを非表示/違反報告)
Johnnyッ仔(プロフ) - Milk−Tさん» あぁー、デレ増ー!!こっちもお姉さんじゃないのに見てて照れ増です笑 パスワード!?なんだろーなぁ←お姉さんじゃないのに考える。 まさか、もうすぐであのシーンですか!? テゴシゲの話の部分も気になりつつ大ちゃんの曖昧な記憶の部分も気になる! (2017年2月26日 1時) (レス) id: c54092ba3f (このIDを非表示/違反報告)
Milk−T(プロフ) - みのみのさん» コメントありがとうございます。どうなるのかはもう少し後で分かるかもしれません。更新しすぎてまた明日移行しますー。 (2017年2月25日 22時) (レス) id: 724025c163 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Milk-T | 作成日時:2017年2月17日 0時