小悪魔☆ハニーvol.4《T.MASUDA》

story195＊Ryosuke.Y ページ49

涼介side…






遊ぶのは楽しかったし楽だった。









優しくして…甘えさせれば
だいたいﾔ ﾗ せてくれる。









でも…相手を選ばないと
彼女面されてめんどくさいことにもなる。









遊んでいくとだいたい…
なんとなくその人がわかってくる。









彼氏がいても浮気したい女…。
ただﾔ ﾘ たい女…

オレのことが好きな女…。









「彼氏にはならないよ？」









そういうと「わかってる…」。
みんなそう言ったけど…。

終わると「付き合って…」って言った。









答えはやっぱり「NO」。









そんなことを繰り返してるうちに
女が泣いたってなんとも思わなくなった。









けど…









Aは…。








オレのために泣いているんじゃない。









先輩のために泣いている。

この前の時も…
ｵﾚと浮気したくせに。




先輩が彼女とｴ ｯ ﾁ してるかなぁ…なんて
心配して。

「かもなぁ」って返事をすると号泣…。









ｴ ｯ ﾁ した後、そんなことで泣かれるのは
初めてで。

でもAの辛い気持ちが痛いほどわかって…思わず抱きしめた。









「高校生って…子供だよね…」









そう言ってAは泣く。









自分の昔と重なって…。
かわいそうで…
辛くて…。









Aとｵﾚは違うけれど。
こいつに浮気相手なんか無理だって思った。









そして先輩に
心底腹が立った。









Aを遊び相手にするんじゃねーよ…。









子供扱いするんじゃねーよ…。









そう思うとAを先輩に
会わせたくなかった。









それなのに「もう涼介にあうのやめる…」っていう。




涼介「なんで？」




A「だって…。
私は先生以外の人とｴ ｯ ﾁ しちゃダメって
言われたんだもん…」









涼介「今更じゃねー？」



A「だって浮気してみたかったんだもん…」









涼介「なら…」



A「でも辛いもん…。

きっと先生…悲しむもん…」









どこまで…子供なんだよ。





涼介「理由が理由になってねーだろ」



A「とにかくもう会わない。」









涼介「A…」




A「浮気してくれてありがと」









「いい！」って言い張るAを
無理矢理車に乗せて近くの公園まで
送って行った。






やっぱりAは振り返らずに
家まで走って行った。

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