小悪魔☆ハニーvol.4《T.MASUDA》

story149 ページ2

A「あっ……‼」









取られたｸﾏを取り返そうと
振り向いて手を伸ばす









それをｵﾚは高く掲げてAを見る。
「返して……‼」と泣き顔で言われても
返すつもりなんかない。









増田「ｺﾚは置いて行け」

A「........ﾔﾀﾞ!!」









増田「お前がうちのコにしたんだろ？」

A「もう連れて帰ることにしたの‼」









増田「なんでだよ…w」









ﾇｲｸﾞﾙﾐごときでﾑｷになるAは
確かに子供だけど…









理由はあるﾊｽﾞ...









あんな風にAが怒ったりするなんてなかったから…なにか特別な想いがあると思って…













A「返してよぉー……ぅぇーん…」









増田「理由は？」

A「……」









増田「理由がないなら返さない」









すると…









A「見たくないから……」









意味がわからず…「何を？」と聞き返す。









A「だって…。









……今からｴ ｯ ﾁ なこと…するんでしょ……」















増田「……」



A「このコは私だから……

…そんなの……見たくないもん……」









Aはまた「ぅぇーん…」と泣き出す…。









増田「………しねーよ……。」

A「嘘……」









増田「嘘なんかつかねーよ…。」

A「嘘だもん‼するもん‼」









増田「やらねーって言ってんだろ」









Aを抱き寄せると「ﾔﾀﾞ..!!」と
暴れようとするから。
「いい加減にしろよ‼」と思わず声を荒げた。









増田「信じらんねーのかよ‼」

A「…‼」









増田「やらねーって言ってんだろ‼」

A「……」









増田「返事は？」

A「………ﾅｲ....」









増田「聞こえねー…」

A「もう来ない‼」









増田「は？」

A「もぅ…来ない……。

先生にはもう会わない。

だからもうそのｸﾏもいらない。じゃぁね‼」









Aは…









ｵﾚを押し返して
駅の方へ向かって走り出してしまった。









もう来ないって…








どーゆーことだよ……









…………









……………

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