ひと夏の恋~my girl~LAST LOVE【後編】《Kei.Ｉ》

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バイトの帰り。





A「飲んじゃったあ〜……」




ﾊﾞﾚﾝﾀｲﾝｲﾍﾞﾝﾄの後調子に乗って
お酒を飲みすぎる…




慧「ほら…まだ雪残ってるから…気をつけて」


A「飲みすぎたぁー…」



手をつないで帰る帰り道。





酔っぱらいのお姉さん

顔も赤くて呂律が回ってなくて

足取りもフラフラ…



そして1人でよく喋るw









慧「飲みすぎなんだって。弱いくせにw」



A「はいー…わかってるからぁ…」



慧「家まで頑張れw」



A「貴久はぁ歩くの早いよぉ…」






……勘違いしてんなw





A「ねー。聞いてー。今日ねー
ちかんされたんだよー？」




慧「へぇー…」





A「こわかったんだぁ〜…」



で…しょうね……



A「でもねぇー。いのーくんが
助けてくれたんだよ〜♪
かっこよかったんだよ〜♪」




慧「へぇーw」




A「貴久にも見せてあげたかったなぁw」





慧「……w」






A「私たち結婚するんでしょぉ〜？」






慧「あー…うん」






A「早くしないとダメだよー？」




慧「なんで？」






A「最近いのーくんかっこいいんだぁ…w」





慧「///」






A「ずーっとあわないでいるとぉ…

いのーくんのところに行っちゃうから…///」




慧「えっ？」






A「なぁんてねぇ…w貴久♪」








ぎゅっ…





と腕にしがみつくお姉さん









オレとまっすーを勘違いしてる









慧「A…」




A「さむいねー♪」






慧「A……いのーくんのこと

好きなの？」





A「すき……」









慧「……オレよりも？」









A「………」









慧「A？」









A「…わかんない」








慧「……」









言葉に詰まる









A「わかんないよ…私…」









急にトーンが下がり…


立ち止まる









慧「……」




A「どうしたらいい…？」




慧「………」






子供みたいに

目をゴシゴシとこすって

泣き出す








慧「A…おいで」








そっと抱き寄せる









慧「自分で決めな……」




A「……」




慧「ちゃんと…自分で決めなきゃ」





A「……」






少し体を離して
お姉さんを見ると



慧「あーあ。メイク崩れたよw」

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