ひと夏の恋~my girl~LAST LOVE【後編】《Kei.Ｉ》

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空港の中を歩き


ｽｶｲﾃﾞｯｷへ行くと








A「あれかな？…あれだね？」







お姉さんは飛行機を指差してﾋﾟｮﾝﾋﾟｮﾝ飛ぶ









金網に指をかけ…

じっと飛行機が飛び立つのを待っている









オレはそんなお姉さんの後ろに立って

同じように飛行機を見た。









慧「A…寒くない？」





A「うん…いの…じゃなかったw

慧が後ろに立っててくれてるから」








そういってまた
視線を飛行機を に戻す







オレは
左手でお姉さんを抱き…



金網を掴む右手に

自分の右手を重ねた









お姉さんも…

お腹に回るオレの腕を
そっと掴む









A「大丈夫。泣かないから。」





慧「…w」




A「平気…」




慧「じゃ…こっち向いてみろよw」




A「飛行機飛んじゃうからやだー」





慧「いいから…ほらw」




その時ｺﾞ--ｯと音がして

少しずつ滑走路へと飛行機が動く。






慧「ほら‼早くしないと飛んじゃうから…」




A「やだやだ…」






慧「A…」







左手をお姉さんの顎に添え

ｸｲｯと持ち上げ…









唇を重ねる









ｺﾞ---------ｯ



...........ｷ-----ﾝ............









A「……」




慧「ホラ……やっぱ泣いてる…」





A「飛行機…飛んじゃった…」







悲しそうな顔をするから









慧「もう…オレだけ見てろって……」









もう一度唇を重ねる









ゆっくり離すと







頭をｺﾃﾝとオレの胸に
くっつけた









そのまま…ｷﾞｭｩｯ........と
抱きしめた









苦しいくらい…



お姉さんが好き…









たとえ手に入らなくてもいい…









まだオレとお姉さんは
始まったばかり……









A「慧……」









潤んだ目で見つめるから…









またキスが止まらなくなるよ…









慧「オレ…自信ない」





A「なんの…？」





慧「今すぐにでも抱きたいよ…」









そういうと…







A「あのね…ﾊﾞﾚちゃったの…」





慧「なにが？」





A「ｺﾞﾑ.......新品に交換してあったのに
無くなってるってw」






慧「え？あ…そっかw」





A「だから、私達ように買わなきゃね？」







……w








小悪魔…完全復活…だね。

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