ひと夏の恋~my girl~LAST LOVE【前編】《Kei.Ｉ》

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'''ﾊﾞﾝ!!!''






慧「‼」




山田「‼」





A「‼……」









レナ「ちょっと‼撮影に来ないって
どういうこと⁉」









レナさんだった…









レナ「慧‼何度も電話したじゃない‼」









慧「もう行かないって…言ったじゃん…」









レナ「でも‼

約束の撮影くらいは来なさいよ‼」









ものすごい剣幕で
詰め寄ってくるレナさん…









さすがにマスターも…


お姉さんも呆気に取られながらも



オレの周りに近寄ってくる









山田「レナ…だから伊野尾を巻き込むなよ」








レナ「うるさい‼涼介には関係ない‼」









飲んでいるのか…







慧「酒くせー…」








レナ「慧のせいで恥かいたじゃない‼

責任取りなさいよ‼」








慧「責任て…なんだよ」









レナ「有岡Aって…この人？」









開けっ放しのドアを閉めようと

入り口にいるお姉さんを指差した









山田「だったらなんだよ…」







レナ「彼女…なんでしょ？」








慧「だから？」






レナ「彼女の前でキスしてよ」






慧「は？」



山田「お前…ばかか…w」









お姉さんは…


不安そうな顔をして

うつむいていた。








慧「やだよ…」









レナ「ふぅん…」







そう言ってレナさんはお姉さんの前に歩み出す







慧「ちょっ…」







レナ「ねぇ、有岡さん。


あなた…増田くんの彼女だったよねぇ？」







A「……」







レナ「増田くんは？いないの？」







山田「Aに絡むなよ…」







レナ「私…増田くんとｾｯ ｸ ｽ したことあるって

言ったっけ？」





A「……‼」




レナ「増田くん…いつも”頭撫でて♪”って
赤い髪を触らせようとして…

すごい甘えん坊だったよw」







A「ﾔﾒﾃ.....」






レナ「伊野尾くんも私のこと抱いてくれたし…

増田くんも抱いてくれたし…w

何にも知らないのはあなただけw

ウケるw」





慧「やめろよ‼」





レナ「じゃーキスしてよ」





A「……貴久は…そんなことしない…」




レナ「そーお？じゃあ詳しく教えてあげるね？

すぐに求めてくるからさー…キスとかも

すごく荒っぽくて…///」


A「やめて…」







そう言って

泣き崩れそうなお姉さんは









ふわっと…





何かで覆われて見えなくなった

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