ひと夏の恋〜my girl〜《Kei.I》

story9 ページ9

4月に入って




大学の入学式も終えて






いよいよオレも大学生。








今日はマスターに連れられて
マスター行きつけのヘアサロンにきた。






山田「イメチェンしてやって♪」







オレの意見は全く無視で。
マスターとサロンの店長は
あーだのこーだのと話をし。

勝手にオレの頭をいじる。






出来上がりは…



山田「おーすげー。似合ってる‼」

サロン「ちょっとレイヤー入れて
少しだけパーマをかけたのよん♪」




髪の色は変えないでもらったけど。





なかなかのイケメン♪






慧「ヤベェ、オレかっこいいじゃん♪」


山田「調子乗ってんじゃねーw」







masqueradeでも

「あのこ…かっこよくない？」




とか言われてちょっと調子に乗ったオレ♪






少し鏡を見る時間が増えるw







少しすると
バイトに来るお姉さん。





慧「あ、A♪みてみてぇ♪」






A「ん？」





慧「イケメンになった？」






褒めてもらいたくて
飛びついて行ったけど…






A「…似合ってないから…」



慧「えぇー…」



A「…w」




慧「イケメンになってないのー？」




A「……知らない♪」





慧「ねーねー…」




山田「お前、ウザいわw早く仕事しろ‼」




もー…



褒めてもらえなかった…。







バイト中。

何度かお姉様たちに褒められて。
かっこいいとか
カワイイとか言われて。



ヘラヘラしていたオレ。






やべ、モテ期到来じゃね？








でも。




肝心なお姉さんが冷たい…。






バイト中に暇を見つけては

チョイチョイとつつき、
「ほめてよー」というけど。





「似合ってない！」「イケメンじゃない」と
言われて凹む。





一緒に帰る帰り道

慧「A…この髪型嫌い？」


A「だって…


みんながいのーくんのこと

かっこいいっていうもん///」








ちょっとしたヤキモチだったことが判明。








慧「もー。ヤキモチかぁw」


A「違うよーだ」


慧「照れない照れない♪」




なんだー。

そっかー。





慧「オレはA一筋だよ♪」



A「今だけでしょ♪」



慧「ずーっと♪」



A「はいはい♪」




慧「信じてよね」




A「はいはいー♪」






とか言いながら。

繋いだ手をぎゅっと握るお姉さん。







大丈夫。

オレはここにいる。




信じてよね？

story10＊TAKAKI→←story8

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す