ひと夏の恋〜my girl〜《Kei.I》

story25＊MASUDA ページ25

増田side




masqueradeからの帰り道。



連れ戻してくれた伊野尾君にお礼を言って
オレはAのアパートへ戻る。



増田「大丈夫か？転ぶなよ？」


A「大丈夫♪」



帰国してまぁ、色々あったけど
やっとホッと出来る。





A「なんか飲むー？」


増田「あー…お茶でいいや」


A「お酒じゃなくて？」


増田「あんの？」


A「ビールなら♪」





Aはニコニコ…w





さっきまであんなに怒ったり泣いたり
してたのに…






ただ






左手の包帯を見るとやっぱり
1人で日本において行ったことを後悔する。









A「はい、どーぞ。」

増田「お前は、水？」

A「うん♪傷に障るといけないしね」


増田「えらいじゃん♪」



イイコイイコしてやると
嬉しそうに笑う。




A「じゃー、貴久おかえり♪カンパイ‼」





ペットボトルと缶ビールw


なんか庶民的でウケるw






A「あー、お風呂…」






相変わらずちょこちょこと
よく動く…。


オレが動かないからだけど…




増田「よし。オレがやるから。」


A「えー…いいよぉ〜」


増田「はい、貸して♪」








お風呂になると…



A「貴久ー。お風呂わいた♪」


貴久「一緒に入る？」


A「え…いい…///」


貴久「なんで」


A「ちょっと…ちょーっと太った…」







こそこそと出て行こうとするAを捕まえ
洋服を脱がす。



増田「あ…お前手が…。」




包帯巻いた手ではなかなか不便そう。



増田「やっぱり一緒に入ろう…」


A「……ちょー狭いよ？」


増田「知ってるわw」





後ろを向かせて…


………



増田「……」


A「貴久？」


増田「あ、ごめん…」





ﾌﾞﾗﾎｯｸを外してやる。





A「ﾌﾞﾗとるの…手が痛くて出来ないんだよね…w」







だろうな…




でも




なんでそのホックが
掛け違えてるんだ…







考えられるのは
誰かに外された。







誰かがつけた…。









A「狭いよ、お風呂」

増田「あぁ…」








本人が気がついていない
左肩の赤い引っかき傷…








まだ新しい。








山田…？






違う








さっきまで一緒にいたのは…








伊野尾くん…









「先輩の想像してるとこまで」






A…お前…









伊野尾くんと…何してた？

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