story20 ページ20
A「はぁ……」
深いため息。
そして…痛々しい包帯。
オレは…
お姉さんの肩を抱きながら
包帯の巻かれた左手を持った。
慧「…痛かった？」
お姉さんは伏し目がちに笑った。
慧「……怖かった…よね？」
小さく2回頷いた。
慧「守れなくて…ごめんなさい」
…困った顔でオレを見上げた。
A「いのーくんが悪いわけじゃない。
私が鈍臭かっただけだよ…」
慧「A……。頼りにならなくて
ごめんね？」
オレは…
包帯を巻いた左手にキスをした。
慧「早く治るおまじない…////」
自分で言っといて…照れるw
A「いのーくん…もう1個
お願い聞いてくれる？」
慧「なーに？」
A「…元気になる…おまじない…
してくれる？」
元気になるおまじない…？
んー……
A「いのーくんが…大好きなこと…」
オレが大好きなこと…？
慧「えぇー…なんだろ？ﾓﾐﾓﾐ? 」
A「違う…‼」
慧「オレの好きなことぉ？」
すると「もぅ！」と言って
唇をﾑｯと突き出して
お姉さんは拗ねた。
慧「あ！わかった‼」
そのまま肩を抱き寄せて
「A…好き♪」と言ってキスをした
そして…いったん離れる唇。
慧「ダメだよ…。まっすーいるのに…
そんな顔したら…」
少し潤んだ目で切なそうにオレを見上げる。
その時お姉さんのケータイが鳴った。
でも。
オレは右手を離さない。
A「電話……」
声になってるような
ならないような小さな声。
ﾄﾞｷﾄﾞｷとなる心臓…
電話に出たら
お姉さんはまっすーのところへ行く…
A「いのーくん…」
慧「ダメだよ…出ちゃだめ…」
強引に抱き寄せて
夢中になって唇を重ねる…
それに合わせるように
お姉さんも応えてくれる。
いつしか
お姉さんを膝の上に乗せ
貪るようなキスに溺れていた。
A「あっ……痛…‼」
オレの肩に左手が当たり
顔を歪める。
慧「A……抱かれちゃうの？」
A「どーかな…？でも
この手じゃ…無理かもw」
慧「お泊り…ムリだよね…？」
お姉さんはやっぱり
困った顔をしていた。
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ichi(プロフ) - 猫王子さん» ありがとうございます。続編では藤ヶ谷くんがサブメインになってますがよろしくね♪ (2016年8月26日 19時) (
レス) id: 724025c163 (このIDを非表示/違反報告)
猫王子 - 伊野君が、本気モードぜんかいで、やばかったです！ほんと、1時間外でも読んでられます！ガンバてください！ (2016年8月26日 16時) (レス) id: caa5bf034a (このIDを非表示/違反報告)
ichi(プロフ) - いのてり☆あやさん» ツッコミ所が多かったかな？色気のある藤ヶ谷くんを活かせる職業はコレだとおもって笑伊野尾くんのオス感はちょっとドキドキします♪伊野尾くんの恋は叶うのか、まだまだお付き合いください！ (2016年8月23日 14時) (レス) id: 724025c163 (このIDを非表示/違反報告)
いのてり☆あや(プロフ) - お久しぶりです！なにからコメントしていいやら…笑 いやー…がやさんにはそんな事情があったのね！びっくりだわ笑 伊野尾くんが"茶化すな…"って言ったところちょーかっこよかったっす笑 ひと夏の恋だったはずがふた夏目… どこまでつづくかな？笑 (2016年8月23日 9時) (携帯から) (レス) id: 720648ab61 (このIDを非表示/違反報告)
ichi(プロフ) - 山岡大介さん» まっすーはお姉さんに翻弄されに帰ってきたようなものですよねwマスターも伊野尾くんもそろそろ本気モードになるかもしれませw更新頑張りますね。 (2016年8月22日 23時) (レス) id: 724025c163 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ichi
| 作成日時：2016年8月15日 11時
