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複雑な気持ちで湯船に浸かり、上がったら交代で紫耀が入り、
頑張って何も考えないように紫耀が上がるのを待っとったら、
しばらくしてドライヤーをもった紫耀がリビングに戻ってきた。
「乾かしたる」
「またやってくれるんや」
「やって、Aの髪触るのすきやから」
前よりも優しく、
慣れた手つきで髪の毛を乾かしてくれて、
びしょびしょだった紫耀の髪も、
私の髪が乾く頃にはすっかり乾いていた。
「布団、ひいて」
「ちぇ、一緒のベッドがええのに」
「だめやから、ほら、はよ」
ブーブー言いながらもちゃんと布団をひいて、
まだ寝ないからって私のベッドに腰を下ろしたから、
その隣に座ってくだらないことばっか喋る。
「岸くんの告白、ちゃんと断ってな」
「いつまで気にしてるん、笑」
「気にするやろ！あー、もう、あんなカッコイイやつだと思ってなかった。もうちょっとヘタレかと....」
「それちょっとわかる」
近くで見たらアホっぽいけど結構かっこええし、
意外と筋肉あるっぽいし、チビやけど。
って、私と同じような感想をブツブツ言ってるのが
おもしろくて笑いがこみ上げてくる。
「優太と紫耀、仲良くなれると思う」
「なんで？」
「んー、なんとなく。と言うか優太と紫耀仲良かったら嬉しい」
「ほんなら今度今日はごめんなって言いに行かな」
「うん、そうして」
結局眠たくならなくて、ゲームをすることになって、
紫耀が下手くそすぎてなんも面白くなかったけど、
それでも紫耀と一緒の空間は、
いちばん幸せで楽しい。
「あー、日付超えたし、私明日バイトやから、そろそろ寝るわ」
「ほんまに俺布団で寝るん？」
「当たり前やからな」
「Aの隣がええ〜」
「この前まではずっと布団で寝てたやん」
「それとこれとは話がちゃう」
「だめ！ほら、電気消すで？」
うるさいし、変態だし、アホやけど、
それでもやっぱりこいつ以外に好きになれる人なんて、いないんだよなあ。
警戒するのも忘れて、そんなことを考えながら、
幸せな夢へと落ちた。
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ゆいゆい(プロフ) - 完結おめでとうございます！すごい素敵なお話で、更新されるのが毎回楽しみでした(^^)次回の作品も楽しみにしてます！ (2019年3月5日 22時) (
レス) id: 2beda33980 (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - 完結おめでとうございます！大好きなお話でした！最後までホッコリするステキなお話で二人が幸せになれて良かったです。次の作品も楽しみにしてます！ (2019年3月3日 22時) (レス) id: 83e4350742 (このIDを非表示/違反報告)
みそ(プロフ) - 岸くん、幸せになれてよかったぁ。そして、素敵なおはなし、ありがとう！ (2019年3月3日 22時) (レス) id: 683cdc0270 (このIDを非表示/違反報告)
青 - ベリナさんおつかれ様でした！毎日幸せな気持ちで更新を待っていました！鬼キュンですほんとに！！これからも応援してるので無理をなさらない程度に頑張ってくださいね！ (2019年3月3日 21時) (レス) id: 126a7eccd0 (このIDを非表示/違反報告)
れもん - だいだいだいすきなお話でした、岸くんもしあわせになれてよかったです！！！次の作品も楽しみにしてます！！ (2019年3月3日 21時) (レス) id: 126a7eccd0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ベリナ | 作成日時：2019年2月14日 18時
