〇ヤキモチ03 ページ31
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紫耀に手を引かれて帰り道を歩く。
繋いだ手を意識しすぎて、
紫耀の言葉が耳に入ってこない。
「なあなあ、A〜〜、交換条件しようや〜」
「交換条件するって何」
「俺は女の子と喋らんからA男と喋ったらあかん〜〜」
「無理」
「なんで！！俺が嫉妬深いのわかってんねやろ？」
「私が紫耀しか見てないのわかってるやろ」
「それでもAに惚れられたら困るねん！」
Aが友達やと思って優しくしたら
男なんてすぐ勘違いするねん。って、
また拗ねてるから、めんどくさいけど可愛くて頭を撫でてあげた。
「...それされても、だめやからな」
「不安なのは紫耀だけちゃうからな」
「だから女の子と喋らんようにするって！」
「それはあかん」
「なんで！」
「なんでも！」
別に紫耀が女の子と喋んないっていうのはダメじゃないしむしろありがたいけど、
優太をシカトできるかと言われたら答えはノーなのだ。
「みんな紫耀の彼女って知ってたら諦めるて」
「強者がおるかもしれん」
「私なんて裏で紫耀くん何でAちゃんと付き合ったんだろっていっぱい言われとんのやからな」
「は？！誰そんなこと言うの！！」
「紫耀のこと好きやった子はみんな言うとる」
「....」
「紫耀？」
「....それ、ええこと？」
「なわけないやろ！」
「だって、Aのよさ知っとるの俺だけってことやろ？」
あ、でも女子やから意味ない！って
ショボーンってして、
Aがもうちょっとブスやったら
俺も妬かんで済むのにってほっぺを伸ばしてくる。
「紫耀はなんで私の事好きなん」
「俺？一目惚れやって。保育園で初めて見た時になんて可愛い子なんやろ！って感動して、延長保育でふたりになれたりとかアパート近かったり運命やと思った」
実際運命やったけどな！ってブンブン繋いだ手を振り回して
Aは？って聞いてくるから、
たまには、素直になってみようか。
「......顔がかっこよくて、初めて見た時から好きやった」
「それ一目惚れやんな？オソロやん！」
こんなに一緒にいて、
こんなに理解し合ってて、
こんなに支えあってるのに、
好きなところはお互い顔みたいだ。
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ゆいゆい(プロフ) - 完結おめでとうございます！すごい素敵なお話で、更新されるのが毎回楽しみでした(^^)次回の作品も楽しみにしてます！ (2019年3月5日 22時) (
レス) id: 2beda33980 (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - 完結おめでとうございます！大好きなお話でした！最後までホッコリするステキなお話で二人が幸せになれて良かったです。次の作品も楽しみにしてます！ (2019年3月3日 22時) (レス) id: 83e4350742 (このIDを非表示/違反報告)
みそ(プロフ) - 岸くん、幸せになれてよかったぁ。そして、素敵なおはなし、ありがとう！ (2019年3月3日 22時) (レス) id: 683cdc0270 (このIDを非表示/違反報告)
青 - ベリナさんおつかれ様でした！毎日幸せな気持ちで更新を待っていました！鬼キュンですほんとに！！これからも応援してるので無理をなさらない程度に頑張ってくださいね！ (2019年3月3日 21時) (レス) id: 126a7eccd0 (このIDを非表示/違反報告)
れもん - だいだいだいすきなお話でした、岸くんもしあわせになれてよかったです！！！次の作品も楽しみにしてます！！ (2019年3月3日 21時) (レス) id: 126a7eccd0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ベリナ | 作成日時：2019年2月14日 18時
