〇お家デート04 ページ28
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紫耀がソファに座る私の上に跨って、
はだけさせられたブラウスから覗く鎖骨あたりに唇を寄せる。
「ちょっ、紫耀、待って」
「俺が待ったらAは待ってる間何すんの？」
「え？」
「今の待っては感嘆符みたいなもんやろ？なら待たれへん」
鎖骨にキスが落とされ、そのまま、
ピリッと甘い痛みが広がる。
「....ん、ついた」
「.....」
「吸うだけ。噛んでもええから、つけて」
そう言って、私の顔の前に首を出して、
ここ、キスしてって命令してくるから、
思い切って紫耀の首筋に唇を押し付けた。
「ほら、さっき俺がやったみたいに、して」
よくわからないまま何となくで唇を離し、
見てみるとうっすら赤くなっていた。
「ついた？」
「多分....」
「ん、これで俺がAのもんってわかった？」
「わかった」
「ええ子」
紫耀のふわふわしている柔らかい髪を触っていると、
ごろん、って私の膝の上に頭を乗せられ、
いわゆる、膝枕ってやつになる。
「やっぱAの膝枕最高〜」
「そうなんや」
「生足やったらもっとええのに」
「変態ゴリラ」
「は？！誰がゴリラやねん！」
変態は認めるんだってひとしきり笑って、
このいつものやり取りが何気に好きだなあってしみじみ感じる。
「紫耀の髪さらさらやな」
「もっと触って」
「なんでやねん」
「Aに髪触られるの、すき」
私も、紫耀に撫でられるの好きやから、
同じやなって嬉しくなる。
「Aの髪触るのも好きやけど、触られんのも、ええ」
「私も」
「ほんまに？」
「おん」
紫耀に触れられると、恥ずかしくて心臓がおかしくなりそうだけど、
その分幸せな気持ちになれるから、
たまになら嬉しい。
「キスしてもええ？」
「いちいち聞かんといて」
「ふふ、こっち見てや」
目が合って、紫耀の顔が近づくから目をつぶる。
それでも唇になんの感覚もないから、目を開けると
ニヤニヤしてる紫耀と目が合う。
「Aのキス顔ゲット〜」
「....最低」
「ほら、今度はちゃんとしたるから」
ちゅっ、って、柔らかい唇が一瞬重なる。
こんな甘ったるい毎日も、悪くない。
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ゆいゆい(プロフ) - 完結おめでとうございます！すごい素敵なお話で、更新されるのが毎回楽しみでした(^^)次回の作品も楽しみにしてます！ (2019年3月5日 22時) (
レス) id: 2beda33980 (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - 完結おめでとうございます！大好きなお話でした！最後までホッコリするステキなお話で二人が幸せになれて良かったです。次の作品も楽しみにしてます！ (2019年3月3日 22時) (レス) id: 83e4350742 (このIDを非表示/違反報告)
みそ(プロフ) - 岸くん、幸せになれてよかったぁ。そして、素敵なおはなし、ありがとう！ (2019年3月3日 22時) (レス) id: 683cdc0270 (このIDを非表示/違反報告)
青 - ベリナさんおつかれ様でした！毎日幸せな気持ちで更新を待っていました！鬼キュンですほんとに！！これからも応援してるので無理をなさらない程度に頑張ってくださいね！ (2019年3月3日 21時) (レス) id: 126a7eccd0 (このIDを非表示/違反報告)
れもん - だいだいだいすきなお話でした、岸くんもしあわせになれてよかったです！！！次の作品も楽しみにしてます！！ (2019年3月3日 21時) (レス) id: 126a7eccd0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ベリナ | 作成日時：2019年2月14日 18時
