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結局紫耀は説得できず、私たちの番が来てしまった。
「なんや、結構怖いな」
「紫耀ビビりじゃん」
「Aに言われたないわ！」
「ねえ、待って、ほんまに怖い、」
「手繋いだろか？」
「お願いします」
紫耀の手をしっかり握って、だいぶくっつきながらなんとか足を進める。
目なんてほぼ開けてない。
「うわあぁ！！！」
「きゃ！！何？！何？！」
「あ、悪いビックリさせたな」
「ほんまに、もう無理....」
怖すぎて、今度は私が涙目になりながら、
必死に紫耀にしがみつく。
最後の方は紫耀におんぶされて走ってもらって出口にたどり着いた。
「ほんまに怖かった！」
「今日俺ばっかかっこ悪かったからAのことリードしたかったんやもん！」
「ううう、涙でそう」
「え？！え！泣かんといて？！大丈夫やで？もうお化けおらんから！」
怖さがまだ残ってて涙が出てくる私のことを紫耀は慌てて安心させようとして、
あれやこれやバタバタしてるから、
そんな紫耀を見てるだけでなんか癒された。
「次！行こ！」
「何行くー？」
「んー、あ、あれがええ！」
選んだのは船に乗るタイプのアトラクション。
ジェットコースターは嫌みたいやから、
やめてあげた。
「濡れるんとちゃう？」
「ええよ、ちょっとくらい」
「Aせっかく今日可愛くしてきたのに、ええの？」
「もー、はよ行こ！」
ほんとは、俺もそれに乗りたいって顔に書いてあるくせに、
私のことをちゃんと考えてくれるのが、嬉しい。
「うわ！結構俺ベショベショなったんやけど！」
「紫耀がいたおかげで私にはほぼかかんなかった、笑」
「まあA濡れてないならええけど....」
意外と、並んでる時間が長いから日が落ちてきて、
そろそろラストやなって紫耀が呟く。
「俺、最後に乗りたいの決めてるから、こっち」
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ゆいゆい(プロフ) - 完結おめでとうございます！すごい素敵なお話で、更新されるのが毎回楽しみでした(^^)次回の作品も楽しみにしてます！ (2019年3月5日 22時) (
レス) id: 2beda33980 (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - 完結おめでとうございます！大好きなお話でした！最後までホッコリするステキなお話で二人が幸せになれて良かったです。次の作品も楽しみにしてます！ (2019年3月3日 22時) (レス) id: 83e4350742 (このIDを非表示/違反報告)
みそ(プロフ) - 岸くん、幸せになれてよかったぁ。そして、素敵なおはなし、ありがとう！ (2019年3月3日 22時) (レス) id: 683cdc0270 (このIDを非表示/違反報告)
青 - ベリナさんおつかれ様でした！毎日幸せな気持ちで更新を待っていました！鬼キュンですほんとに！！これからも応援してるので無理をなさらない程度に頑張ってくださいね！ (2019年3月3日 21時) (レス) id: 126a7eccd0 (このIDを非表示/違反報告)
れもん - だいだいだいすきなお話でした、岸くんもしあわせになれてよかったです！！！次の作品も楽しみにしてます！！ (2019年3月3日 21時) (レス) id: 126a7eccd0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ベリナ | 作成日時：2019年2月14日 18時
