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((優太side))
「俺、諦める気ないからね？！」
「いや、そこは諦めてや.....」
しゅん.....って可愛く拗ねてる平野に、
俺が平野ならとっくの昔に告ってたんだろうなって
どんだけヘタレなんだよって同情の目を向ける。
「俺は、花火誘ったよ」
「Aええって言ったん？」
「いや？一方的に待ってるから！って言っただけ。返事求めたら断られんじゃん」
「....ずるいわ.....俺が毎年一緒に見てたのに.....」
「だから、幼馴染のポジションにあぐらかいてるようなやつに負けねーって言っただろ？」
こんな強気に話してるけど、
実際俺がAと付き合える可能性なんてゼロに等しいことくらい、わかってる。
両思いなことに気づいてないのなんて本人達だけだ。
「俺、10年以上好きなんやで？！」
「いや知らねーよ！」
「ほんまに、俺Aに彼氏が出来てまうって考えただけで頭おかしくなる....」
「それは俺も同じだからっ」
天然なのか、こいつは。
なんで俺がAのこと好きってわかってんのにそんなこと言ってくるんだよ。
そもそもいい加減気付けよ。
「....俺も、花火誘ってええ？」
「俺に許可とる必要ねーだろ？」
「...だって断られたら生きていかれへん...」
あーあ、俺は見た目はカッコイイけどこんな中身ヘタレでチキンな奴に負けんのか。
ムカつくから、ちょっとだけ意地悪してやることにした。
「Aが、花火大会来てくれたらもっかいちゃんと告白するから、俺」
「へ？！」
「この前は返事いらないって言ったけど、花火大会の日に絶対彼女にする」
「あかん！」
涙目になって、黙りこくった平野は、
しばらく口を結んで俯いて、
俺も声はかけなかった。
気まづくなって、ジュースのおかわりでも取りに行こうと立ち上がると、
袖をそっと掴まれて、
「.....岸くん、俺の好きな物何でもあげるから、
........Aだけは取らんといて......」
ってか細い声で、
そんな狡いこと言うんだ。
.
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ゆいゆい(プロフ) - 完結おめでとうございます！すごい素敵なお話で、更新されるのが毎回楽しみでした(^^)次回の作品も楽しみにしてます！ (2019年3月5日 22時) (
レス) id: 2beda33980 (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - 完結おめでとうございます！大好きなお話でした！最後までホッコリするステキなお話で二人が幸せになれて良かったです。次の作品も楽しみにしてます！ (2019年3月3日 22時) (レス) id: 83e4350742 (このIDを非表示/違反報告)
みそ(プロフ) - 岸くん、幸せになれてよかったぁ。そして、素敵なおはなし、ありがとう！ (2019年3月3日 22時) (レス) id: 683cdc0270 (このIDを非表示/違反報告)
青 - ベリナさんおつかれ様でした！毎日幸せな気持ちで更新を待っていました！鬼キュンですほんとに！！これからも応援してるので無理をなさらない程度に頑張ってくださいね！ (2019年3月3日 21時) (レス) id: 126a7eccd0 (このIDを非表示/違反報告)
れもん - だいだいだいすきなお話でした、岸くんもしあわせになれてよかったです！！！次の作品も楽しみにしてます！！ (2019年3月3日 21時) (レス) id: 126a7eccd0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ベリナ | 作成日時：2019年2月14日 18時
