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カラオケで無事に部屋に入り、
みんなたくさん歌った。
優太はほんとに歌上手くて、ちょっと泣きそうになったし、
優太は平野歌うますぎね？！ってびっくりしてたし、
ふたりともA下手やな〜〜ってバカにしてくるし、
なんだかんだでちゃんと楽しかった。
楽しい時間はあっという間にすぎて、
終了10分前の電話が来て、
名残惜しくも帰り支度を始めた。
「なあ平野、」
「なに？」
「この後5分だけAと2人にしてくれない？」
「...」
むって口を固く結んで難しい顔をした紫耀を見て、
優太は苦笑いする。
「わかった、やめとく」
「え、ほんまに？」
「うん、そのかわり、今日の夜A電話してい？」
「紫耀先帰ってて？私優太と話してから帰る」
「なんで！」
「えっ、いいの？」
「うちで待っててええから」
めんどくさくなりそうだったから、紫耀に家の鍵を押し付けてグイグイ背中を押して帰らせる。
嫌そうな顔してたけど、
渋々先に帰った紫耀を見て、
なんか話したいことでもあったん？って聞く。
「えっと、1週間後に花火大会あるじゃん」
「うん」
「Aと見たいんだけど」
優太がいってるそれは、
毎年紫耀と見てるそれのことだ。
約束とかは特にしてないけど、今年も当たり前のように紫耀と見るかと思ってた。
「返事は！いらない！」
「え？」
「6時に、駅で待ってる」
「え？」
「Aが来ても、来なくても、ずっと待ってるから、俺。」
「優太....」
「んじゃ、それだけ！じゃあな！」
そう言って走り去ってしまった。
多分追いかければ追いついたけど、
そんなこと出来なかった。
紫耀と見たいな、とは思ってたけど
そもそも紫耀には誘われてないし、
優太のことだから行かなかったらほんとにずっと待ってそうだ。
....どうすればええの。
今の自分に決断ができるはずもなく、
とぼとぼひとりで家までの道を歩くことしか、できなかった。
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ゆいゆい(プロフ) - 完結おめでとうございます！すごい素敵なお話で、更新されるのが毎回楽しみでした(^^)次回の作品も楽しみにしてます！ (2019年3月5日 22時) (
レス) id: 2beda33980 (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - 完結おめでとうございます！大好きなお話でした！最後までホッコリするステキなお話で二人が幸せになれて良かったです。次の作品も楽しみにしてます！ (2019年3月3日 22時) (レス) id: 83e4350742 (このIDを非表示/違反報告)
みそ(プロフ) - 岸くん、幸せになれてよかったぁ。そして、素敵なおはなし、ありがとう！ (2019年3月3日 22時) (レス) id: 683cdc0270 (このIDを非表示/違反報告)
青 - ベリナさんおつかれ様でした！毎日幸せな気持ちで更新を待っていました！鬼キュンですほんとに！！これからも応援してるので無理をなさらない程度に頑張ってくださいね！ (2019年3月3日 21時) (レス) id: 126a7eccd0 (このIDを非表示/違反報告)
れもん - だいだいだいすきなお話でした、岸くんもしあわせになれてよかったです！！！次の作品も楽しみにしてます！！ (2019年3月3日 21時) (レス) id: 126a7eccd0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ベリナ | 作成日時：2019年2月14日 18時
