買えないなら飼えばいい【文スト】【立原道造】

ペットへの道を3歩 ページ5

A視点


『立原くんおはよーう！』



立原「…おはようございますっす。取り敢えず力強すぎて苦しいんで離れてもらえないっすか」



立原くんの方を見たら今にも死にそうな顔をしてた。



私そんな力強いのか…。



『あぁ、ごめんごめん。ね、朝の餌何食べたい？』



立原「餌って…。……卵かけご飯とか…？」



『普通の朝食だね』



立原「普通で何が悪いんすか！」



『じゃ、卵かけご飯をA先輩がもっと豪華にしてあげようではないかー！』








立原「…これ何すか？」



『エッグベネディクト』



立原「ご飯と卵かけ要素どこ行ったんすか」



『…卵かけはポーチドエッグで！』



立原「……そっすか」



『まぁ、美味しいならなんでもいいでしょ！いただきまーす！』



立原「いただきます」



『ん、思ったより美味しくできた。』



『ほら、あー「大丈夫っす自分で食べるっす！昨日も自分で食べるって言いましたよね！？」…わかったよー』



立原「何残念そうに言ってんすか…」



『ペットにあーんしてみたかったなぁと』



立原「だからペットじゃないですって！」



『そういえば立原くん、今日珍しくポートマフィアも猟犬休みだよね。私達。』



立原「そうっすね…。」



『立原くんの首輪を買いにいこう！』



立原「は？？」



『だから、立原くんの首輪を買いにいこう！』



立原「いや意味分かんないんすけど」



『だからー、今日は立原くんの首輪を買いにいこう！って話』



立原「………えぇ……？？」



『ということでごちそうさま。立原くんも着替えて準備してよー！』



立原「え、ちょっと！？」







立原「…なんでこんな朝早く出たんすか…。」



『秘密。ね、立原くん！こっちとこっち、どっちがいい？』



立原「どっちも嫌です！」



『…じゃあ私が選ぶよ…。…立原くんって地味に赤似合うし、赤でいいよね』



立原「いいですけど…」



『よーし！じゃあ買おっか！』
　






立原「あの…なんで二個首輪買ったんすか？」



『ん？あぁ、立原くんが暴れたとき用にリード付きも買ったほうがいいかなーって思ってね。立原くん首輪似合ってるねー！』



立原「…外したいんすけど」



『ダーメ、今から行くところについたら外す。流石に外ではね…』



立原「！ほんとっすか！？」



『ほんとほんと。ま、だから車にいる間は首輪外しちゃだめだからね』



立原「はいっす…」

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