猟犬の5人目に依存された件【文スト】【立原道造】

3.言いましたよね？ ページ5

NO視点


安吾「…異能力、使うなって言いましたよね？」



『…ﾊｲ』



安吾「…はぁ…Aは異能力を使ったら1日寿命が短くなるんですよ？わかってるんですか？」



『…ﾊｲ…』



安吾「これで10回目ですよ？」



『…ﾊｲ…申し訳御座いませんでした…』



安吾「…これからはもう使わないこと。わかりましたね？」



『…ﾊｲ…というかそれよりだよ！兄さんなんで私が異能力使ったこと知ってるの！？』



安吾「出る前にAに盗聴器をつけてたからですよ。…まぁ途中で何者かに壊されてましたけど…。」



『わぁ初耳』



安吾「えぇ。言ってなかったですからね」



『言えばよかったのに…』



安吾「言ったら貴方が壊すでしょう？？」



『まぁね…』







村社「凄いっすよねあの二人…」



青木「何がだ？」



村社「あの二人仕事しながら寝ながら説教して説教されてるんすよ」



青木「よく寝てると気づいたな」



村社「見慣れたんすよ」



青木「こんなんに見慣れたお前すごいな…」





　
A視点



…あ、寝てた…。



あれ…仕事終わってる…。



兄さんか辻村ちゃんとかがやってくれたのかな…。



…とりあえず帰ろう…。



兄さんは…終わってないっぽいしもう帰っていいよな…。



兄さん曰く誰かと帰るんだったら自分以外でも良いとか言ってたし…。



取り敢えず廊下の自販機で珈琲買おう…。








『あ』



立原「あ」



立原「A！」



立原「可愛い…」



『た、立原くん抱きつかないで？？離れてもらってもいいかな？？』



立原「なんでだ？」



『職場だから…』



立原「じゃあ職場じゃなかったらいいんだな」



『え？？』



立原「じゃあ外出るか」



『え？？え？？』



立原「だって外出たらもう職場じゃないから良いんだろ？」



『何その理論…？？』



あ、いいこと思いついた。



『…一緒に帰ってくれるんだったらいいよ』


　
立原「本当か！？」



『うん』



立原「っしゃ！！！一石二鳥じゃねぇか！」



『え？？』



立原「だってAの家知れるし抱きつけるってことだろ？」



『た、確かに…。まぁいいや』



立原「じゃあ行こうぜ！」



立原くんスゲェ元気だな…

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