漆話 留守番 ページ9
A視点
なんともう一週間経ってしまった。
…探偵社…行か、なきゃ…。
…あれ？私って、なんで探偵社でヒトダスケをしてるんだっけ？
なぜだろうか。
ヒトダスケをしたって、良いことはない。
プラマイ０だ。
助けた人が生きる？
そのあとどうせ死ぬんだから意味がないではないか。
どうせ人間は死ぬんだから、助けたって意味はない。
…逆に早く人生と言う名の道を踏み外した方が楽だ。
っ！あぁ、こんなことを考えてはダメだ。
早く入ろう。
早く、仕事をしよう。
『…おはようございます。一週間の休暇ありがとうございまし…た』
あれ？皆居ない…？
なんでだろう。
『太宰さーん？国木田さーん？』
あの国木田さんも居ないとなると…異常事態でも起きているのだろうか。
仕方がない。
社長を探して社長に聞こう。
『社長もいない…？』
えぇ…どうすれば…。
『…はぁ…こういう時はどうすればいいんだ…』
取りあえずまたオフィスに戻るか…。
はぁ…。
ん？紙？
"「御姉様見ておりますか？ちょっと私達は数時間居ないので、お留守番任せましたわ！」"
『え"』
…すうじかん？？
イナイノ？？
私のさっきの時間は！？
えぇ…まぁいいや。
自宅警備員の気分だなぁ…。
…なんか視線を感じる。
『…誰ですか？気配してますよ。今なら殴る程度ですみますよ。』
ｼｰﾝ…
『はぁ…異能りょ「待って待ってストップお願い待って私まだ死にたくないよ」…え』
『太宰さん？』
太宰「そうだよ。サボりたくて来…ｺﾎﾝAちゃんそろそろ来たかな〜と思ってね。」
『皆さんは？』
太宰「嗚呼、絶賛ある人をお探し中さ。」
『ある、人、ですか？』
太宰「そうそう。ヒントはキミ…かな。」
『…え……私は違うだろうし…「ま。後々わかるから考えなくて良いんだけどね☆」あ…はぁ…？』
太宰「おっと、皆の登場だ。」
『…っ』
谷崎「その、えと…話、聞いて、くれ、ない？」
『…っクソなお兄様の話を聞くような耳は持ち合わせて居ません。』
谷崎「…お願い…」
ナオミ「お姉様。私からもお願いですわ。」
『ナオミさん…。わかりました。聞きますよ。』
谷崎「今まで、Aにあんな反応をして、ごめん。」
『…』
谷崎「…その、理由が、あるんだ。…理由があろうが、僕が悪くないっていうことにはならないけどね…。」
『り、ゆう』
谷崎「理由は、(脅し事件の説明中)」
『…っじゃあなんで、今話せてるのよ。馬鹿兄』
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紅て漢字見た目良くない？(プロフ) - ありがとうございます！１番口調が捉えやすかったのは太宰さんのハッピーキノコ状態の時ですかね… (2023年2月23日 10時) (
レス) @page11 id: 01439bd18d (このIDを非表示/違反報告)
ぷちもっち(プロフ) - 口調捉えてる…すごぉ (2023年2月23日 7時) (レス) @page11 id: f12a21e714 (このIDを非表示/違反報告)
紅て漢字見た目良くない？(プロフ) - ロアさん» そう言ってくださりありがとうございます！反応集の方もリクエストありがとうございました！ (2023年2月13日 22時) (レス) id: 01439bd18d (このIDを非表示/違反報告)
ロア - いやー素敵ですね (2023年2月13日 22時) (レス) @page10 id: f71c6b27b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅て漢字見た目よくない？ | 作成日時：2022年12月13日 18時
