第8話 ｢unknown｣ ページ8
『unknown………？』
unknown。意味、分からない、不明、不詳。
経験上からすると、LINEの【unknown】というのは、アプリを消した人の名前の代わりに現れる文字だ。
怪しいその通知をタップすると、LINEが開いた。
unknown郡山A、今日与えた仕事はどうした
今日12:48
【仕事】？
仕事ってなんだ。バイトのこと？まだ時間じゃないでしょうに。
私はその【unknown】さんとのLINEを遡る。
郡山Aは全て既読は付けているが、返信はしていないようだった。
そして今日の朝に送られたLINE。あの通知もこの人からだったのだ。
unknown櫻井真姫の靴箱に虫を入れておく
今日8:00
今朝のLINEだ。
……櫻井真姫の靴箱に、虫を？
どういうことだ。
今日より前のLINEも辿っていく。
unknown放課後、櫻井真姫の椅子の上に画鋲をばらまけ
昨日14:23
unknown櫻井真姫の筆箱を校舎裏に投げ捨てろ
昨日10:31
【unknown】が櫻井真姫に、櫻井真姫に、と嫌がらせの内容を言っていく。
……つまりはこの【unknown】という人間に指示され、郡山Aは虐めを働いていたということだろうか。
何故？何の為に？そしてこの【unknown】は誰？
謎は深まるばかりだ。
しかしそこで予鈴が鳴ってしまう。
初日からサボるのは…ちょっとあれだし、私は返信せずに教室に急いだ。
*
『(お、お腹減った………)』
そういや私、ご飯食べてないんだった。
授業に全然集中出来ない。
そのまま放課後まで持ち込み、私は鳴り続けるお腹を抱えて帰路に着いた。
家に帰って持ち物を整理してからバイトとやらに向かうことにしよう。
郡山Aの家であるアパートについて、多分これだと思う鍵を差し込む。普通に開いた。
部屋に戻って制服から普段着と思われるパーカーとスキニーパンツに着替え、バイトへの持ち物を整理して、さっき冷蔵庫ですこーしだけあった一口チョコを口に放り込み、私は時計を見る。
バイトまではあと1時間。あのコンビニの場所なら、自転車で行けば30分も掛からないだろう。
私はまた郡山AのスマホでLINEを起動して、
【unknown】との会話画面を開いた。
続く (更新停止中)
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一条(プロフ) - ぴよこさん» コメントありがとうございます！裸眼……そうとも言いますね(すっとぼけ) 訂正ありがとうございます！ネタの1部にしてしまったので直せませんが… 更新頑張ります！ (2020年5月1日 22時) (
レス) id: cc90688ec9 (このIDを非表示/違反報告)
一条(プロフ) - みぃ~ちゃん�� さん» コメントありがとうございます！この夢主さんは実は色々あるので片付けます(?) 更新頑張ります〜！ (2020年5月1日 22時) (レス) id: cc90688ec9 (このIDを非表示/違反報告)
一条(プロフ) - 腐女子だよ、偏見の目で見るんじゃねぇさん» コメントありがとうございます！一目惚れなんて嬉しい限りです！更新頑張りますね〜！ (2020年5月1日 22時) (レス) id: cc90688ec9 (このIDを非表示/違反報告)
一条(プロフ) - わさび醤油くださいさん» コメントありがとうございます！嬉しいです……！ (2020年5月1日 22時) (レス) id: cc90688ec9 (このIDを非表示/違反報告)
ぴよこ - 読みやすくて素敵な小説ですね…！更新楽しみにしています！多分生目じゃなくて裸眼じゃないでしょうか((ﾎﾞｿｯ (2020年5月1日 20時) (レス) id: 606b8c097c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：一条
| 作成日時：2020年4月30日 19時
