第7話 ｢初日死亡のお知らせ｣ ページ7
速報、初日死亡のお知らせ。
授業は何も起こることなく淡々と進んでいった。
授業は。
今は午前の授業が終わり、昼休み。皆が学食へ行ったりお弁当を食べたりする中、私は頭を抱えていた。
『お弁当も……お金も持ってきてない…………』
お弁当の存在は知らない。あのショタが作ってるとも思えないし、恐らく本来なら学食では食べなければならないのだろう。
然し残念、私は学生鞄を何も考えずに持ってきた。
お金、財布は郡山Aの部屋の中だ。
つまり私はお昼ご飯を食べられない。
既に死亡案件だ。朝もいつもより少なかった。常人には普通かもしれんが私は朝ガッツリ派だ。
｢A〜、学食行こーよ｣
『あ、えーっと…ごめん、ダイエット中だから食べないでおく、ごめんね』
｢えー、まじ？Aガリガリじゃん。じゃあまあ、私ら行ってくんね｣
『あ、うん、行ってらっしゃーい………』
朝とは違うパッキン女子。周りパッキン多いなこの子。
ダイエット中なんて嘘だよ！！寧ろこの子のこと肥らせたいくらいだよ！！！
はあ、と溜息を吐く。
誰にも届きやしない、この息を。
誰も居ない場所で情報収集でもするかなあ……
*
そしてやって来ました校舎裏。
よし、誰も居ないな。
周りを確認して私は郡山Aのスマホを確認する。
……スケジュール帳なんてものあるんだ、やっぱり真面目だなこの子。
スケジュール帳のアプリを開くと、『バイト』という文字が【ズラっと並んでいた】。
『ひぇっ……この子バイト入れ過ぎでは…？』
良かった、もしここで私が見てなかったら、バイトサボる事になってた。
『バイト』という文字をタップして内容を確認する。今日はどうやら学校や家から離れた場所にあるコンビニでバイトするらしい。御丁寧にちゃんとどの町にあるかも書いてる。偉いね。
…郡山Aってもっと不真面目な感じじゃなかった？バイトを沢山やってるなんて情報、ゲーム内では言われたこともなかったし…
まあ裏設定みたいなもんなんだろう、きっと。
携帯の電源を切ってそろそろ教室に戻ろうとしていた時、またピコンと郡山Aのスマホに通知が来た。
画面を見るとLINEが一件。
【unknown】という人物から届いていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 250人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
一条(プロフ) - ぴよこさん» コメントありがとうございます！裸眼……そうとも言いますね(すっとぼけ) 訂正ありがとうございます！ネタの1部にしてしまったので直せませんが… 更新頑張ります！ (2020年5月1日 22時) (
レス) id: cc90688ec9 (このIDを非表示/違反報告)
一条(プロフ) - みぃ~ちゃん�� さん» コメントありがとうございます！この夢主さんは実は色々あるので片付けます(?) 更新頑張ります〜！ (2020年5月1日 22時) (レス) id: cc90688ec9 (このIDを非表示/違反報告)
一条(プロフ) - 腐女子だよ、偏見の目で見るんじゃねぇさん» コメントありがとうございます！一目惚れなんて嬉しい限りです！更新頑張りますね〜！ (2020年5月1日 22時) (レス) id: cc90688ec9 (このIDを非表示/違反報告)
一条(プロフ) - わさび醤油くださいさん» コメントありがとうございます！嬉しいです……！ (2020年5月1日 22時) (レス) id: cc90688ec9 (このIDを非表示/違反報告)
ぴよこ - 読みやすくて素敵な小説ですね…！更新楽しみにしています！多分生目じゃなくて裸眼じゃないでしょうか((ﾎﾞｿｯ (2020年5月1日 20時) (レス) id: 606b8c097c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：一条
| 作成日時：2020年4月30日 19時
