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じたばたと抵抗するものの、中島さんはしばらく離してはくれなかった
「あー、Aがここにいる」
そう、安心するように、確かめるように言う中島さんに、つい私も反撃の手が止まる
『...まだ5日会えてないだけですよ』
自分だってその5日だけで泣きそうに寂しかったというのに、どうしてか意地悪なことを言ってしまう
でも、中島さんはそんな私の気持ちさえ見透かすように、小さく笑って
「俺的には、Aに5日“も”会えてないの。
寂しいに決まってるでしょ」
そう囁いた
『...........ずるい』
本当に、何なんだこの人は。照れるに決まってるじゃないか！
「ふふっ」
完全なる敗北を喫し、真っ赤な顔で俯く私を、
こういうときだけ腕をゆるめて私の顔を覗き込む中島さん。
意地が悪いのは中島さんの方ではないか
『......くやしい』
「うん」
『....くやしい、けど』
羞恥をこらえて上を向いたら、優しくこちらを覗き込む瞳と目が合った
『......ほんとに、好きです。
私も寂しかった』
一瞬、目が大きく見開かれた気がしたけど、
私はそっと目をつむって中島さんに唇を重ねたから、あまり見えなかった
「.....！」
ほんの数秒が、とてつもなく長く感じる
そっと唇を離すと、中島さんは予想していたより驚いてくれたみたいで、顔が赤い
『..えへへ』
いたずらが成功した心持ちで、満足した私は体を離そうとした
「....ずるいのはどっちだよ」
のだけれど___
掠れた声を脳が処理するまでの間に、ぐっと引き寄せられ、私と中島さんの距離は再び0になっていた
『.....！ふぁ....っ』
重ねるだけじゃない、奪われるような熱いキスに、体も熱くなる
唾液が混ざるような水音かダイレクトに脳に響いて、恥ずかしいし、逃げたいような気持ちになるのに、やめて欲しくはなくて
「やっぱり、今日はもう離せないから」
そう言う中島さんに、私は小さく頷くのだった
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イチゴちっく(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございます！すごい励みになります(''＊)頑張りますね！ (2020年3月25日 21時) (
レス) id: 69137f1831 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 初めまして美紀ですセクゾ大好きで勝利君と聡くんとマリウス寄りのオール担当です最高です更新大変だと思うけど頑張ってください応援してますコロナウイルス流行ってるので気を付けてください (2020年3月25日 13時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：苺ちっく | 作成日時：2020年3月19日 18時
