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貴｢ 大ちゃんはさ…今恋してる？｣
大｢え…？｣
貴｢好きな人…いる？｣
大｢……いるよ｣
貴｢え！！意外！笑｣
大｢Aから聞いたくせになんだよ！笑｣
貴｢ねえ、大ちゃんの恋バナ聞かせてよ。｣
大｢そんな話すことないよ？｣
貴｢…どんな子なの？｣
大｢う〜ん、一言で言うと笑顔がかわいい子かな？｣
貴｢ふふ。大ちゃんが好きになる子ってきっと素敵な子だね！｣
大｢…そうだな笑｣
貴｢恋ってつらい？｣
大｢まあね〜、その子のこと好きになって毎日つらい思いするよ。でも、おんなじくらい楽しくってドキドキする｣
貴｢そう…なんだ。｣
大｢Aは？ないの？｣
貴｢分かんない。正直、恋することが怖いの。自分が傷つくんじゃないかって思ったら。｣
大｢たしかにな。俺も思ってるだけでなかなかその子に言えない。素直になるって決めたのに。好きを伝えないことで自分を守ってるんだよな。｣
貴｢…大丈夫だよ。私が言えることじゃないけどね。大ちゃんに思われてる子は幸せだね！｣
大｢ありがと。俺、がんばってみようかな｣
貴｢うん！あたしもがんばるね！｣
大｢うん。｣
その時の大ちゃんの笑顔が
すごく切なそうに見えた。
でも、この時の私は大ちゃんの気持ちなんて
少しも知らなかったんだ。
さ｢おかえり、遅かったね｣
貴｢うん…ちょっとね！｣
さ｢A…｣
貴｢さら、話聞いてくれる？｣
さ｢…もちろん｣
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作者名：だ~やま いちごてぃ | 作成日時：2015年10月3日 22時
