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game start ページ3
…は。
私は彼女を知っている。
彼女は…私だ。
もしかして、
もしかしなくとも。
私は、転生している…！？
そう自覚するのは容易だった。
しかも、ここで私が
茅ヶ崎Aとして生きてきた事も
ちゃんと分かる。
これこそ
restartって訳か。
頭が痛くなって
しゃがみ込んだ私を心配してか
顔を上げると至さ…兄さんの顔
1番に目に入り、その周りには
今日劇団に残っていた
咲也、万里くん、東さん、
莇、支配人がいた。
「兄さん…？」
至「良かった、急に痛がるから何かと…え？」
莇「あんたどっかで頭打ったのか？」
いや、え、どういう事…
そう思ったのも一瞬のこと。
私は、茅ヶ崎至の妹、Aは
口が悪いばかりか
照れると「離して気持ち悪い！」と
全力で毒を吐く。
「あ、いや…調子悪いのかもしんない」
私はスッと立ち上がると
いづみさんと同室の部屋に向かった。
枕に顔を埋めると
はぁぁぁっと大きな溜息をついた。
何で、こんな時に転生なんて自覚するのか。
しかも大好きな作品に
転生していたとは。
どうやら夢小説のように
推しに、きゃっきゃ出来るような
状況ではないことはよく分かる。
しかも。
至さんの妹とは…
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作者名：まるもも | 作成日時：2019年3月5日 0時
