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story8 ページ9

レオ「待って」


そう言われて私は振り向く前に
抱き締められていた。
レオくんの温もり、匂い、声が
全部分かる。

レオ「A、好きだ」


…え…好き…?
私を?

そう分かった時、
早鐘が打つのが分かった。
だって、ずっと大好きなレオくんが…?

脳内整理がきっちりと出来ぬまま、
私はレオくんの気持ちに向き合う。
だって私だって…


「…私も、好きです」


同じ気持ちだから。


そう言うと、少し間が開いて
レオくんが私を抱き締める手を強めた。


レオ「良かった…ね、こっち向いて」

言われるがまま、
レオくんに向き合うと
レオくんはファンの前でも、
私の前でも見たことのない、
照れたような、嬉しそうな
そんな表情をしていた。


ついさっき鍵を掛けたはずのこの気持ちは
いとも簡単に解かれてしまうのだから
恋に嘘はつけないのだと自覚する。


レオくん「ね、キス、しよ?」


そう言うと、私の返事を待つ前に
唇が重なる。
夢じゃない、と思わせるような。
でもどこか夢心地。

私達は離れると聞きたかったことを
聞くことにした。

「レオくん、私の名前…なんで…?」

レオ「結成当時から応援してくれてる
オマエのファンレターくらい覚えてる」


聞いた私が馬鹿だった。
そう思うくらいには
私にとって十分な答えをくれた。

レオ「もう可愛すぎ…好き…大好き」

そう言って
もう一度キスをした。


fin.

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まるもも(プロフ) - yuucaさん» ありがとうございます…!やっとレオ様編を出すことが出来たこと、ファンであるという気持ちと恋愛と。伝わっていたようで嬉しいです!! (2019年2月8日 22時) (レス) id: 315bc36c12 (このIDを非表示/違反報告)
yuuca(プロフ) - またコメントをして失礼します。ついレオ様編が...!ドラマのネタの出るタイミングが絶妙だと思います。初期からツーショットイベントまで付いて来る古参ファンのドキドキとモヤモヤ、とても理解できることですね。甘酸っぱい恋の気持ちに魅了されました。 (2019年2月8日 20時) (レス) id: 802cac19cf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まるもも | 作成日時:2019年2月6日 11時

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